酒気帯び運転の疑いで8月に逮捕された兵庫県警・機動隊に所属する男性巡査(24)について、兵庫県警は25日、免職処分とした。
男性巡査は8月26日午後8時半ごろ、神戸市長田区の居酒屋に軽乗用車で乗り付け、最寄りのコインパーキングに駐車。その後、知人や同僚と4時間以上にわたって居酒屋やスナック計5軒を訪れ飲酒。いったん須磨区の寮にタクシーで戻った後、停めた車を取りに行き、運転して寮に帰ろうとしていた翌26日午前3時過ぎ、兵庫区内の路上で電柱に衝突した。
男性巡査は調べに対し「車を置いたままにすると駐車料金がかかるし、後日取りに行くのも面倒だった」と話したという。兵庫県警・監察官室は「今後は職員への職務倫理教養を徹底して信頼確保に努める」とコメントした。
また8月25日、神戸港に係留中の巡視艇「あわぎり」船内の船長室に侵入し、金庫内から現金23万円を盗んだとして逮捕された男性1等海上保安士(32)について神戸海上保安部は25日、免職処分とした。
神戸海上保安部は「全職員に対して国家公務員であることの自覚を促し、改めて強く指導する」とコメントした。