神戸 癒しのカフェを求めて vol.6 ~街の人と作り上げていくお店、「koku」~

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koku看板

 王子公園(神戸市灘区)の北側、歩いて3分ほどのところに静かにたたずむカフェ。「koku」と書かれた小さな看板が青空によく映える。カウンターに3席、テーブル席が2つ。小さな店内は白を基調に、木のテーブルと椅子、カウンター前のグレーのタイルも印象的だ。

店内
・石原さん

 所狭しと並ぶ焼き菓子は、すべて店主の石原ゆかりさんの手作り。「ふつうの焼き菓子なんですけど……愛情は込めてます!」と石原さん。

 イチオシはキャロットケーキ。クランベリーをきかせた身体にも優しい焼き菓子だ。10種類ぐらいある定番メニューの中から6種類~8種類、そして季節の焼き菓子が2~3種類、カウンターにズラリと並ぶ。この秋のおすすめは紅玉を使ったアップルパイだそう。小さなこだわりと愛が詰まった手作りのお菓子たちのなかから、好きなものを選んでテイクアウトしても良し、イートインでコーヒーと合わせても良い。昼飲みに1杯という楽しみ方も。

カウンターのお菓子
・ワイン

 自分の直観を信じて生きてきたという、石原さん。カフェやレストランで働いたのち、別の世界で過ごしてみたいと、ワーキングホリデーでフランスに。様々な刺激を受け、日本に戻ってからは多くの選択肢に悩みつつも、自営業でカフェを開くことを決意。そうして、昨年(2019年)の6月「koku」をオープンした。

 王子公園という場所に決めたのも直観だ。たまたま物件が見つかり、街を散歩したときの雰囲気に惚れたという。オープンして1年、「目指す先・理想の姿」はあえて考えず、街の人との関係性を大切に日々営業を続けている。

 カフェでどんな風に過ごしてほしいか、そう尋ねると、「家でリラックスするのとは違う感覚で、いつもと少し違う景色や、そのときにいるお客さんとの雰囲気を楽しみながら、ゆっくり休憩してもらえたら。いろんな楽しみ方ができたらいいと思っています」と話してくれた。

 石原さんのモットーは、目の前のことを丁寧に、大切に。簡単なようで、なかなか難しいこともある。それでも、街の人が気軽に休憩に来る場所、あってよかったと思われる場所でありたいと、笑顔を絶やさない。

 街の人と作り上げていくカフェ、「koku」。今日も、石原さんの笑顔と心地よい秋風が、店内を包みこむ。

外観

※ラジオ関西『PUSH!』2020年9月30日放送回「カフェ・ド・アスカ」より


「koku」(Instagram)
https://www.instagram.com/koku_ojikouen/



※情報は2020年9月30日現在のものです。最新の情報は、直接お店にご確認ください。

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