劇作家・演出家の平田オリザさんが、10月1日からスタートした冠ラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西、木曜午後1時~)で、兵庫・但馬に移住するまでの経緯を明かした。
番組にゲスト出演した豊岡市の中貝宗治市長いわく、「スルーパス」状態で進んでいったという、平田さんの移住話。ときには「勘違い」すら良いアシストとなったそうで、決定打はコウノトリ但馬空港(豊岡市)での劇的な出会い。
偶然、ふたりが隣同士に乗り合わせた機内で「豊岡に、ものづくりと観光の専門大学を作りたい」と話す中貝市長に、「『観光』にはコミュニケーションスキルが不可欠。日本には演劇やダンスを専門的に学ぶ国公立大学はないので、万が一実現するようなら、移住してきますよ」と答えた平田さん。「過去の言葉にしばられていった」と述べつつも、いよいよ2021年春には国際観光芸術専門職大学(仮称)が豊岡市に開学予定ということもあり、平田さんの言葉は、現実のものとなりつつある。
「但馬空港で夕方の便に乗れば、次の日の5時にはパリに着きます!」。国内外で活躍する平田さんは、早くも豊岡ライフを満喫しているようだ。
『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理