「日本一暗い?」店内でお茶の常識が変わる 大阪・心斎橋に日本茶スタンド「bys tea」オープン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「日本一暗い?」店内でお茶の常識が変わる 大阪・心斎橋に日本茶スタンド「bys tea」オープン

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「日本一暗い」店内で、日本茶の魅力に触れる「bys tea(バイスティー)」が2日、大阪・心斎橋にオープンした。近年、日常的な飲み物の選択肢として再評価され、海外での人気が高まっている日本茶を一過性のブームで終わらせず、「文化」としての再興を目指す。ペットボトルでは味わえない、日本茶との新しい体験・出会いを発信する。

bys tea

 同店の一番の特徴は、最小限の明るさしかない「黒」が基調の店内。様々な色味の「黒」が使われた、まるで水墨画のような空間にはたったの4席しかない。千利休が生きた時代の茶室がヒントになっており、「空虚な日本茶の世界」が表現されている。千利休がお茶の心を日本中に広めた安土桃山時代、茶室では和ろうそく1本のなかでもてなしたそうだが、なんと同店はトイレの便器まで特注で黒色にした、これは自分の目で確かめてみてほしい。

 また、オブジェやテーブルが店のキーアイテムになっている。中央に置かれた広角ガラスのテーブルは、同店と六本木ヒルズの2か所にしかないそうだ。床に那智黒砂利を1.3トン敷き詰め、カウンターには切り出したジンバブエ石を使うなど、こだわりが詰まっている。店名の「バイスティー」は、喫茶店という言葉を作ったとされる売茶翁(ばいさおう)からとったそうだ。

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 専属の茶師が在籍し、高品質な茶葉を全国から仕入れる。日本茶で重要なのは温度。60度、70度……茶葉に応じ、絶妙な温度で提供する。注目は、平均的な茶葉の50~200倍の値で取引される「出品茶」を使った飲み比べセット(6,600円・要予約)。ほとんど市場に出回らない茶葉を使い、その香りとうま味が丁寧に引き出された3種の日本茶を楽しむことは贅の極みだ。お茶菓子=糧菓にこだわり、茶の種類ごとに香ばしいものや甘いものなど、最適なものを選んで出す。

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 そのほか、ほうじ茶を深煎りし、炭化させた同店オリジナルの「黒茶」(炭茶)がうまい。お茶からは感じたことがないようなスモーキーな香りと、甘くすっきりした味わいが特徴で、コーヒー好きにおすすめだ。また、近くで働く人や店の前を通る人がマイボトルを持参すれば、1リットル100円でお茶を提供する。

 同店を運営する澤田修司社長は「老若男女いろいろな方に来ていただきたいが、一番おすすめなのは、ひとりで来ていただくこと。街中から一歩入った異空間、ゆったりとした時の流れの中で、1日10分でもお茶と向き合う時間を作っていただきたい」と話す。「時間芸術」と呼ばれ、数時間をかけて楽しむことがある日本茶の世界。ゆっくりと時間をかけて、自分なりの楽しみ方をしたい。

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■「bys tea(バイスティー)」

大阪市中央区南船場4-7-22 船場NSビル1F

営業時間 午前7時30分~午後5時 日曜定休

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※同店の茶葉などを購入できるECショップが10月中旬に開設予定

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