ラジオから流れる「いのしし!」のCMで、兵庫県内ではおなじみ(?!)、姫路市を中心に28店舗を展開しているぼうしや薬局が発信する「町の薬局のつぶやき」 地域一番薬局を目指すぼうしや薬局が地域の皆さんに向けて様々なテーマで発信していきます。
今回は、お薬を飲むタイミングについて。
普段、薬局からもらった薬の袋に書いてある「食後」「食間」「食前」「起床時」などなどのキーワード、なんとなくわかってはいても、もしかしたら大きな勘違いがあるかもしれません。
漢方薬が処方され、「食間」に飲むように言われた患者さんが、後日、服用をやめたいとおっしゃったことがありました。よく話を聞くと、「食間」を「食事中に飲む」と勘違いしてしまっていて、毎食食事の途中に漢方薬を服用されていたとのことでした。漢方薬は苦みがあるものも多く、それはそれは毎回の服用が苦痛だったことでしょう……。 「食間」とは、正しくは「食事と食事の間」を指します。前の食事から2時間後くらいが目安です。患者さんには食間服用について説明させていただき、お薬を続けてもらうことになりました。
お薬を飲むタイミング、よく目にするものについて整理すると、
「食前」:食事の30分前
「食後」:食事をとってから30分以内
「食間」:食事をとってから2時間後くらい
「食直前」:いただきます、のタイミング
「食直後」:ごちそうさま、のタイミング
「起床時」:朝起きてすぐ、食事をとる前 となります。
以上、目安にしてみてください。 お薬はそれぞれ飲むタイミングが決まっており、そのタイミング以外で服用してしまうと効果があらわれないこともありますので、指示された服用のタイミングを守りましょう。
お薬は正しい薬を、正しい飲み方で服用して初めて効果が現れます。 薬についての不安や疑問があれば、処方箋がなくてもいつでも相談していただけますので、お気軽に薬局へお越しください!
(『ぼうしや薬局』)