神戸・女性刺殺事件 死亡女性、前日にトラブル仲裁で警察相談「クビになり腹立った」男が供述 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸・女性刺殺事件 死亡女性、前日にトラブル仲裁で警察相談「クビになり腹立った」男が供述

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 神戸市北区の宅配物配送センターで6日、男女2人が死傷した事件で、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された元従業員の男(46)が、「解雇されたことに腹が立った」と話していることが捜査関係者への取材でわかった。

神戸市北区・事件現場
事件現場となった配送センター(2020年10月6日午前・神戸市北区山田町小部)

 兵庫県警によると、死亡したのは女性従業員(47)。脇腹を複数回にわたり刺されていた。事件前日、男と別の従業員がトラブルになったため、この女性従業員が仲裁に入り、男が振り払った手が女性に当たるなどしたことから、職場側から神戸北警察署へ相談に行くよう促された。その際、女性は被害届は出さなかったが、署は「何かあればすぐに相談してほしい」と伝えたという。

 男は現場から軽乗用車で逃走しようとしたが、110番通報で駆けつけたパトカーに衝突し、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。「人を刺すなど散々なことをして、どうせ逮捕されると思い、パトカーだとわかっていながら(自分が運転する車を)ぶつけた」と容疑を認めているという。兵庫県警は男の容疑を殺人や銃刀法違反に切り替えて捜査している。

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