サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)10月12日の放送では、14日の明治安田生命J1リーグ第22節でヴィッセルが対戦する相手、大分トリニータの番記者に、試合のポイントを聞いた。
番組に電話出演したのは、サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』や、大分トリニータ公式情報サイト「トリテン」で活躍中のサッカーライター・ひぐらしひなつさん。現在8勝4分10敗で勝ち点28の暫定12位につける大分のチーム状態について、戦術の浸透がコロナの影響で時間がかかり、一時期は5連敗と苦戦するも、今は持ち直してチーム状態も上がってきていると、ひぐらしさんは評す。
特に現在はチームで試合ごとに狙いを合わせて戦うことが浸透しており、意思疎通ができているという。ただ、ウィークポイントとしては、その意思疎通がうまくいかなくなると弱点になると指摘。前節の横浜F・マリノス戦(0-4)でも、その課題となっていたところを突かれて、個の能力が高い相手にやられてしまったと分析した。
また、ひぐらしさんはヴィッセルの注目選手として、昨夏まで大分に在籍していたFW藤本憲明選手を挙げる。「JFLからJ1まで上がってきた選手で、逆境のなかでも前向きに頑張れる選手」と述べるとともに、「敵に回すと、とっても嫌なタイプ」と、間近で見てきたからこそ、藤本選手の能力の高さを実感しているようだった。さらに、前節で復帰後2ゴールを挙げたFW田中順也選手に対しても「非常に能力の高くチャンスを逃さない選手」と、クリムゾンレッドのストライカー陣に対して警戒を強めた。
ヴィッセルも前節の柏レイソル戦では4失点しており、守備の再構築は不可欠であるものの、勝利するには当然、ゴールが必須。藤本選手や田中選手などのFW陣の活躍を期待し、今シーズン初となるホーム4連勝を目指したい。
キックオフは14日午後7時、会場はノエビアスタジアム神戸。