「彼らに居場所が作れたら」柳美里さん、福島県への移住を語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「彼らに居場所が作れたら」柳美里さん、福島県への移住を語る

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 劇作家・演出家の平田オリザさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)に、作家の柳美里さんが登場。東日本大震災を機に福島県に移住した経緯を明かした。

作家の柳美里さん(右)をゲストに迎えての収録風景(写真:ラジオ関西)
平田オリザさん(写真左から1人目)が作家の柳美里さん(右)をゲストに迎えてトークを進める(写真:ラジオ関西)

 当初、鎌倉の自宅から福島の臨時災害放送局にボランティアパーソナリティーとして参加していた、柳さん。毎週、地元の方と対面して話を聞き、不安をともにした。「聞き手として通いながら話を聞くことに心が苦しく」なり、「閉局までお手伝いする」という約束を守る形で移住を決断した。

 移住後、福島県立小高工業高校(現、小高産業技術高校)で現代国語を教えることになったが、避難指示解除直後の小高区は帰還者数も2,000人に満たないほどで、生徒たちは真っ暗ななか登下校をせざるを得ない状況だった。彼らが通学で利用する常磐線は2時間に1本。彼らの居場所を作るため「本屋なら何も買わなくても長時間いられる」として、2018年に書店「フルハウス」を開店。終電まで明かりがつく場所を提供している。

「僕も豊岡への移住は最後の最後まで信じてもらえなかった」「江原河畔劇場(豊岡市)も高校生らの居場所になればとコンセントやWi-Fiを用意した」と、柳さんと同じようなエピソードを持つ平田さん。二人は時を同じくして人々の「居場所」をつくるなど、移住先に根付いて活動を続けている。

作家の柳美里さん(写真:ラジオ関西)
作家の柳美里さん(写真:ラジオ関西)

※次週は演劇を通して地元の方と交流する姿をお届けする。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理

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