注意点は様々ある“目薬”、その使い方は正しいですか?「町の薬局のつぶやき」(3) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

注意点は様々ある“目薬”、その使い方は正しいですか?「町の薬局のつぶやき」(3)

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 ラジオから流れる「いのしし!」のCMで、兵庫県内ではおなじみ(?!)、姫路市を中心に28店舗を展開しているぼうしや薬局が発信する「町の薬局のつぶやき」。地域一番薬局を目指すぼうしや薬局が地域の皆さんに向けて様々なテーマで発信していきます。

 今回のテーマは、「目薬の使い方」について。

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 目が乾いたり、かゆかったりして、薬局で目薬を買うこと、結構ありますよね。パソコンやスマホを見る時間が長い現代人にとって、ドラッグストアなどで気軽に買える目薬は身近なものになってきています。

 しかし、目薬を意外と正しく使えていないケースも多いのです。目薬は正しく使わなければ効果が出なかったり、かえって目に良くない結果になることも……。今回は、特に間違いがちな目薬の使い方についてお話します。

「目薬はあふれるくらいさした方がよく効く気がするのよね」という方は結構いらっしゃいます。気持ちはとってもわかるのですが、実はほとんどの目薬は、1回1滴で、十分効果が出るように作られています。目が留めることができる薬液の量はとても少なく、たくさんさしても目に入らずにあふれ出てしまうだけで、効果が強く出ることはありません。かえってあふれた薬液で目の周りがあれてしまう可能性があるので、「目薬は1滴で充分!」と覚えておいてください。

 また、患者さんのなかには、目じりに容器の先端をつけて流し込むように点眼している方もいらっしゃいます。これも実はNG。容器の先端が皮膚やまつ毛に触れてしまうと、容器の中の薬液に細菌が入り込んでしまい、汚染されてしまう可能性があります。開封後の目薬の使用期限は、薬にもよりますが、薬局で買える一般用医薬品の目薬で開封後3か月、処方箋を出してもらって処方される医療用医薬品の目薬で開封後1か月が目安とされています。薬液が汚染されると、この期限を待たずに劣化してしまい、その劣化した目薬を点眼するとかえってトラブルの原因となってしまいます。目からしっかり離して点眼するようにしましょう。目薬を点すのが苦手な方は、点眼用補助具もありますので、お近くの薬局に相談してみてください。

 身近だからこそ正しい使い方が大切な目薬。このほかにも目薬の種類によってさまざまな注意点があります。不安や疑問があれば、処方箋がなくてもいつでも相談していただける薬局へ、お気軽にお越しいただくことをおすすめします!

(『ぼうしや薬局』)


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