2020年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で開かれ、明石市立明石商業高校(兵庫)の来田涼斗外野手はオリックスから3巡目指名を受けた。同学年の中森俊介投手は千葉ロッテから2巡目指名を受けており、同一の公立高校から複数人が指名されるのは13年ぶりの快挙となった。
来田は3拍子揃った左の強打者で、甲子園に3季出場。2年春のセンバツでは史上初めて、先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を1試合で放つなど、甲子園で通算3本のアーチをかけた。同学年の中森とともに、2年時には兵庫県勢83年ぶりとなる春夏4強進出にチームを導き、3年時には主将を務めた。
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、各球団が個別の部屋で指名する異例の形式で行われたドラフト会議だったが、指名が重複した場合に球団の代表者がくじを引く手法は例年通り。会場には観客を入れなかった。