サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)11月2日の放送では、3日の2020明治安田生命J1リーグ第26節でヴィッセルが対戦する相手、清水エスパルスの番記者に、試合のポイントを聞いた。
サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』清水担当の田中芳樹さんは、現在3勝5分17敗で勝点14の暫定17位という状況について、「54失点しており、守備でもボールをつなぐ際のイージーなミスでゲームを落とすことが多かった」と分析。それでも、「最近はただ後方からボールをつなぐだけでなく、蹴り出すなどの判断もよくなり、守備も改善されてきている」と話す。
しかし、清水は11月1日にピーター・クラモフスキー監督の契約解除、平岡宏章コーチの新監督昇格を発表。クラブ内に激震が走った。この監督交代の影響について「多少はあるが、そうもいってられる状況でもない」と、田中さん。10月未勝利ということもあり、今回のホームゲームで心機一転を図りたいという思いを清水からは強く感じさせる。
対するヴィッセルの気になるプレーヤーとして、田中さんは、2019シーズンまで1年半にわたって清水に所属していたFWドウグラス選手をピックアップ。「ただただ怖い。相変わらずすごい」と話すとともに、前節のベガルタ仙台戦で決めたヘディングシュートも「音からえぐい」と、田中さんはドウグラス選手の迫力あるプレーを絶賛。間近で取材し、そのすごさを理解していることもあって、この試合でも警戒心を強めている。
さらに、番組のなかでは、ヴィッセルGK飯倉大樹選手も、この一戦のキープレーヤーに挙がった。2019年度の天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会準決勝では、当時清水のエースだったドウグラス選手の決定的なシーンで、1対1を2回もシュートストップするなど、相手に脅威を与えているだけに、清水のストロングポイントであるセットプレーにも適応しながら、チーム一丸となってクリーンシートを導きたい。
前節、5試合ぶりの勝利を手にしたヴィッセル。アウェイ4連戦の2戦目となるが、清水とは前回の対戦(7月18日、J1第5節、〇3-1)で古橋亨梧選手の2得点とドウグラス選手のゴールで勝利しており、同じ相手から今季ダブル(2連勝)を達成したいところ。特にドウグラス選手は、慣れ親しんだスタジアムへの約11か月ぶりの凱旋。仙台戦に続いての2試合連続得点への期待も高まる。キックオフは3日午後3時、会場はIAIスタジアム日本平。