宝塚歌劇団月組の月城かなとが、11月2日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、11月1日に千秋楽を迎えた宝塚大劇場公演『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』初日の思いや役作りなどについて語った。
今回、コロナ禍での自粛期間を経て、7か月ぶりの舞台だったという月組。月城も「初日が無事にあけるのだろうかと正直ギリギリまで心配だった。幕が上がるとお客様の拍手がすごくあたたかくて、緊張よりも幸せと思えた。あんな初日ははじめてだった。舞台稽古もあったけれど、お客様が入ると空気が全然違っていた」と、久々に舞台に立った日の気持ちを振り返った。
パーソナリティーの小山乃里子から「ショーで大活躍だね」と言われると、「日本物のショーははじめて。若衆のかつらがずっと被りたくて憧れだったのですごくうれしい」と告白。印象的な鏡のシーンに話がおよぶと、「振付の先生からは『日舞と思わず宝塚の男役らしくやってほしい』と言われたので、着物やかつらを上手くさばきつつ、派手に大きく見えるように動いている」と解説した。
また、小山から「格好良い」と絶賛された、『ピガール狂騒曲』で演じているシャルル・ジドレール役については「海外の俳優さんを研究し、この時代の“格好良いけれど強引な男性”を目指した。お衣装の重厚感に負けない、大きくどっしりした感じを意識している」と役作りのポイントを明かした。
今年はじめてという月組東京宝塚劇場公演は、11月20日に開幕する。
ビバ!タカラジェンヌ
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