新型コロナウイルスの影響で2021年度に延期となった第10回神戸マラソンの代替イベントとして14日、兵庫県立三木総合防災公園(三木市)で「フレンドシップリレーマラソン」が行われた。
高校生を除く18歳以上で、県内に在住・在勤・在学している約100チーム・800人以上が参加。1チームは5~10人で、1周約1キロのコースをチームで協力し42周。心を一つにタスキを繋いだ。
また、2020年に女子1,500メートル・3,000メートルの2つの日本記録を更新し、注目される田中希実さんや、兵庫ゆかりのオリンピアンである小林祐梨子さんと中村友梨香さん、神戸マラソンのゲストとしておなじみの金哲彦さんがゲストとして参加しイベントを盛り上げた。田中さんは、「タスキを渡すときは目の前のランナーだけでなくチームメイト全員に渡すイメージで」と、自身の駅伝での経験をもとにランナーにアドバイスした。
9月にはアテネ五輪女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんによるランニング教室があり、11月15日にはベテラン陸上コーチの野口研治さんによるジュニアランニング教室が予定されている。いずれも感染症対策に十分配慮しながら安全・安心にランニングに親しむ機会で、2021年の第10回神戸マラソン開催へつなげる。