新型コロナウイルス感染拡大の第3波が押し寄せるなか、連日、全国で感染者数の過去最多を更新している。15日、全国で新たに1445人が確認された。5日ぶりに1500人を下回ったが、1200人を超えるのは6日連続と高い水準が続く。
感染拡大の影響で深刻な打撃を受けている観光業や飲食業を支援するための国の需要喚起策「Go Toキャンペーン」の扱いについて、菅義偉首相は13日、「緊急事態宣言の発令やキャンペーンの見直しは、専門家も現時点でそのような状況にはないとの認識を示している」と述べた。
感染防止を優先してキャンペーンを中止すれば、経済再生への打撃になりかねない。感染拡大の「第3波」到来とも指摘される中、「Go Toキャンペーン」の運用をめぐって「アクセル」と「ブレーキ」どころか、「ゴー」か「ストップ」かの議論が噴き出している。
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(大阪・和歌山から京都へ 20代会社員女性 3人)
≪現状維持≫
「GoTo、このまま続けたら増えるのは目に見えてますよね。でもGo Toがなければ、経済が何とか持ちこたえることもなかったし、私たちもいろいろ得することもなかったです。今のままでいいです」
≪ストップ≫
「GoToのサービスは、確かにあったら嬉しいですが、コロナ感染拡大も、数を見るだけで怖いです。正直言って、ブレーキどころか、ストップすべき時期なのかも知れません」
≪現状維持≫
「Go To eat(イート)は2回使いました。インターネットで予約できて簡単だし、あるから使ってしまうし。いまさらストップすることは難しいですね」
(広島から大阪へ 40代夫婦)
夫≪現状維持≫
「経済を動かすには仕方ないです。アクセルをふかせるほどではないにしても、個人が感染対策を気を付ければ、何とか持ちこたえるんじゃないかと思います」
妻≪ストップ≫
「私はGo Toには反対です。高校生と小学生の娘がいますが、今年は娘たちをどこにも連れていけずに可哀想で。。夫に言われてしぶしぶ来ました。この半年間、いわゆる『巣ごもり』で光熱費がかさむ一方で、外食が減って食費を抑えたりできましたが、やはり娘に感染させたくはないです」
娘(7歳)《どちらともいえない》
「ことしは、学校にも、遊びにも行けなくて楽しくなかった…」
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