飲食業界の強力助っ人!! 配膳・運搬ロボット、兵庫で初のお披露目 コロナ禍の「非接触」にも対応 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

飲食業界の強力助っ人!! 配膳・運搬ロボット、兵庫で初のお披露目 コロナ禍の「非接触」にも対応

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「非接触」を全面に押し出した新型コロナウイルス対策対応の新店舗に、また1つ、強力な助っ人が登場している。阪急今津駅と阪神今津駅の間に構える「焼肉・ホルモン勝っちゃん 今津駅前店」で本格的な導入前試験が行われているのは、ソフトバンクロボティクス株式会社(本社:東京都港区)の配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」だ。

ソフトバンクロボティクスの配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」
ソフトバンクロボティクスの配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」

 ソフトバンクロボティクスによると、2020年9月に発表された「Servi」は、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員とともに働くことを目的に開発された、配膳・運搬ロボット。簡単な操作で配膳・運搬を行い、従業員がより多くの時間を接客に充てることができることから、サービス業界では大きな注目を集めている。

「勝っちゃんグループ」でおなじみ、「有限会社スリーアップフーズ」は「Servi」の本導入を決定し、運営する「焼⾁ 勝っちゃん サンシャインワーフ神⼾店」(神⼾市東灘区、11⽉11⽇〜15⽇)と「焼⾁・ホルモン 勝っちゃん 今津駅前店」(⻄宮市、11⽉16⽇〜23⽇)で、株式会社船井総合研究所(本社︓⼤阪市中央区)の経営コンサルティングチーム「フード支援部」協⼒のもと、「Servi」の導入前試験を実施。兵庫県内で稼働するのは、これが初めてになる。

 幅が約48センチ、全⻑が約46センチ、全⾼が約1メートル5センチのロボットは、時速2.16kmで店内をくまなく回り続け、テーブルごとに⽌まっては、焼き上げて空になった⾁⽫をはじめとする下げ膳などに対応。まさに『新たなホールスタッフ』が躍動中で、お店からも、来客者からも、評判は上々のようだ。

60センチ以上の幅があれば安全な通り抜けが可能な「Servi(サービィ)」
60センチ以上の幅があれば安全な通り抜けが可能な「Servi(サービィ)」

「焼肉業界は食べれば食べるほど空く皿数がかなり多いもの。今回は中間バッシング(下げ膳)ということで、各テーブルに止まりながらロボットがお皿を回収し、延々と自動的に動き続けて、お店をサポートしています」と、担当者は同店舗での役割について説明。「人手の問題や、コロナ(禍)の現状によるニーズ(非接触の推奨)というのもあると思いますが、下げ膳を循環して行うことができれば、お客様の回転率が上がっていき、売り上げへ直結したり、人手不足解消にもつながります。そういったことからも、『Servi』の稼働はいいことづくめだと思っています」と、この導入前試験を通じて、本格稼働への期待を寄せていた。

 今回の結果をもとに、スリーアップフーズとソフトバンクロボティクスは、今後さらなる「Servi」の導⼊拡⼤を検討していくという。また、「Servi」の⼀般販売開始は来年(2021年)1⽉予定となっており、ソフトバンクロボティクスは現在申し込みの受付を行っている。


◆「Servi」
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/servi/

◆「Servi」のお申し込み、お問い合わせ
https://j.softbankrobotics.com/l/650173/2020-09-17/2c6dn3

◆「勝っちゃんグループ」2店舗で配膳・運搬ロボット「Servi」の実証実験を開始
(ソフトバンクロボティクスのお知らせより)
https://www.softbankrobotics.com/jp/news/info/20201111b/

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