兵庫県は19日、 新たに132人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの新規感染者数の過去最高を更新し、100人超えは3日連続。兵庫県内の感染者は累計で4355人となった(死者は76人で変わらず)。
18日に開かれた感染症対策協議会のあと、荒川創一座長(神戸大大学院客員教授)は「医療がひっ迫することもあり得る。今が分岐点だ」と強調。また、国の飲食業界への支援策「Go To Eat(イート)」については、食事券やポイントの利用対象を原則4人以下の飲食に制限。グループの場合はアクリル板を設置するなどして4人以下に分ける。キャンペーンの対象となっていない店舗にも同様の要請を行うという。
18日には対策本部会議も開かれ、井戸敏三知事が終了後に会見。「(21日からの3連休は)交流が増える環境になるので、より気を付けていたたきたい」と呼び掛けた。飲酒を伴う懇親会や長時間の飲食を避け、会話をする際のマスク着用など、基本的な対策の徹底を改めて求めた。
県は感染者が増加し続ける状況を受け、病床を約150床増やし、650床ほどに拡大する方針。宿泊療養施設も同様に、現状より200室ほど多い約700室を確保する。