祖谷・吉野川・トロッコ列車・DMV… 昔と今と未来を感じつつ、自然を満喫 阿波・徳島 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

祖谷・吉野川・トロッコ列車・DMV… 昔と今と未来を感じつつ、自然を満喫 阿波・徳島

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 本州から淡路島を経て、世界三大潮流とされる鳴門海峡のうず潮を眺めつつ大鳴門橋を渡ると、海・山・川の豊かな自然に恵まれている地、徳島にたどり着く。ここでは、今だからこそ見ておきたい、触れておきたい徳島の魅力に、少しではあるが、せまってみる。

祖谷渓の紅葉
祖谷渓の紅葉

 日本三秘境の1つ「祖谷」は、手つかずのままの深い山々は平家の落人が身を隠したという伝説がある。祖谷にかかっている「祖谷のかずら橋」(国指定重要有形民俗文化財)は、シラクチカズラというつる植物で編んで作られていて、平家の落人が橋を切り落として追手から逃れるために、かずらで作られたといわれる。

祖谷渓
祖谷渓
祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋

 吉野川は“四国三郎”とも言われ、日本一の暴れ川だった。吉野川の氾濫がもたらした肥沃な土壌によって、藍の栽培が盛んに。全国の生産量の大半を占める阿波藍は、その深く美しい青色がジャパンブルーとして世界に知られている。

吉野川
吉野川

 10月10日からは、徳島駅から阿波池田駅までの吉野川沿いを走る観光列車「藍よしのがわトロッコ列車」の運行が始まった。藍染めをモチーフにした藍色の外観で、2両の車両のうち1つがトロッコ仕様に。吉野川を吹き抜ける風を体感しながら、吉野川沿いの風景を楽しむことができる。

 徳島県で鉄道といえば、もう1つの注目は、阿佐海岸鉄道で2021年3月からの運行を目指す、“線路も道路も走る”乗り物、DMV(デュアル・モード・ビークル)。定員23名のマイクロバスを改造したもので、阿波海南駅から高知県の甲浦駅までは列車で、甲浦からはバスに変わって室戸方面への観光地に向かって走る。沿線の海陽町、東洋町にはサーフィンで有名な海岸もある。

 一方、阿佐海岸鉄道では、現在運行中の現行車両がDMVと交代することになり、29年間走り続けた歴史に幕を閉じようとしている。それに伴い、季節に合わせて開催されていたイベント列車も今季で最後とのこと。11月30日まで、「阿佐海岸鉄道☆さよなら列車企画」と題し、イベントが行われている。(※阿佐海岸鉄道阿佐東線は12月1日からDMV運行準備のため運休、バス代替輸送を実施)

 徳島までは少々遠くて……という場合は、徳島県の物産を楽しめる催しはいかがだろうか。ここでは大阪で行われる3つのイベントを紹介する。


※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2020年11月12日放送回「こちら徳島県関西本部です」より

徳島県観光情報サイト阿波ナビ
観光列車<藍よしのがわトロッコ>-JR四国
阿佐海岸鉄道
「JAZZマルシェ2020 in Bampaku Sta.」/大阪モノレール
四国ぶらり横町~四国観光物産展~/三井アウトレットパーク大阪鶴見

LINEで送る

関連記事