きっかけは「大遅刻」 岩松了さん、ピッコロ劇団との出会いを語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

きっかけは「大遅刻」 岩松了さん、ピッコロ劇団との出会いを語る

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 2009年より兵庫県立ピッコロ劇団の代表を務める、劇作家・演出家の岩松了さん。ピッコロ劇団との出会いは「大遅刻」から始まったことをラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)で明らかにした。

劇作家・演出家の岩松了さん
劇作家・演出家の岩松了さん

 1995年某日。岩松さんにピッコロ劇団への書き下ろし脚本を書いてほしいと、ピッコロ劇団の客員演出家であった藤原新平さんとピッコロシアター館長が上京。午後7時に京王プラザホテルで会う約束をしていたのだが、稽古終わりの岩松さんはそのことをすっかり失念し、帰宅してしまう……。

 当時はまだ携帯電話が普及していない時代。横浜の自宅に電話が入り、あわてて待ち合わせ場所へ向かった岩松さん。「21時(午後9時)前まで待ってくださってね……着いた瞬間に『書きます!!』って言った(笑)」。この「事件」がきっかけで、ピッコロ劇団との交流が始まった。

 一方、「(移住先は)なぜ豊岡だったの?」と岩松さんから問いかけられた、平田オリザさんは「市長が積極的であった」ことを挙げ、改めて行政が協力的であることの重要性を、この番組を通じて訴えた。

『平田オリザの舞台は但馬』番組パーソナリティーの平田オリザさん(左)
『平田オリザの舞台は但馬』番組パーソナリティーの平田オリザさん(左)

 これを受け、岩松さんは「(文化拠点が)1個だけだとなかなか裾野が広がらない。拠点がいろいろあると若い人がまずここにきて、次はここに、と段階が踏める。1個だけだと成立しない。『衛星』的なものがないと……」とコメント。平田さんとともに、AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)やKAVC(神戸アートビレッジセンター)など豊富な文化拠点を有する兵庫県のこれからに期待を寄せた。

写真左から、田名部真理さん、岩松了さん、平田オリザさん
写真左から、田名部真理さん、岩松了さん、平田オリザさん

※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理

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平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2020/11/26/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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