時効20日前に逮捕、現金4500万円強奪の男、時効成立日に起訴 神戸地検 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

時効20日前に逮捕、現金4500万円強奪の男、時効成立日に起訴 神戸地検

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 2005年、宝塚市で自動車販売業の男性(59)を襲い現金約4500万円などを奪ったとして、強盗致傷容疑で指名手配していた大阪市西成区の土木作業員の男(60)について、強盗致傷罪の時効成立(15年)まで1か月を切った11月に兵庫県警が逮捕、時効となる12月10日に神戸地検が起訴した。男は「お金欲しさにやりました」と容疑を認めている。

 男は2005年3月27日午後9時前、別の男と共謀し、宝塚市安倉南の交差点で、信号待ちしていた男性の車に乗用車を追突させ、降りてきた男性の胸を刃物で刺して車に押し込み「抵抗したら殺すぞ。わしらは組織から依頼されて、5000万円の報酬で引き受けている」と脅して自宅に案内させ、金庫から現金約4500万円のほか、車と高級腕時計など計18点(計1千万円相当)を奪ったとされる。男性は左手に軽傷。

神戸地検が起訴したのは、時効当日の12月10日

 兵庫県警によると、共犯の男は事件から約1年後の2006年3月に逮捕され、実刑判決を受けた。共犯の男が起訴されてから判決確定まで時効の進行が止まり、時効は2020年12月10日だった。兵庫県や大阪府での聞き込み捜査で男の居場所が浮上し、11月20日に発見、逮捕された。なお男性を車に押し込んで監禁したとする逮捕監禁罪の公訴時効(5年)は2010年12月に成立した。

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