映画だからこそのスケール感!あの渋谷でイブに爆破!?『サイレント・トーキョー』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

映画だからこそのスケール感!あの渋谷でイブに爆破!?『サイレント・トーキョー』

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 一体だれが、何のために……? この先まだ、惨劇は続くのか??

 どう見ても犯人らしからぬ人が犯人、というのが面白いサスペンスのセオリーだとしたら、犯人は誰? 佐藤浩市が演じる朝比奈仁なる人物は、すこぶる怪しいけれど……??

 原作と映画では、どうもラストが違うらしい。群集劇なので、たくさんの登場人物のバックボーンをそれぞれ語っている暇はない。特に、99分という短い時間で描くこの映画版は、人物の掘り下げ方が甘くなるのもしょうがないのかも?! でも、首に傷のある世田刑事の過去に何があったのかはぜひ知りたいと思った。

 ともあれ、渋谷のスクランブル交差点をそっくりそのまま栃木県の足利にオープンセットで作ったり、1日最大1200人、トータルで1万人というエキストラの数、合成画面をイメージし、緻密に考えて撮る波多野監督の仕事ぶりを秦氏が絶賛したというのも納得の仕上がり。映画ならではの、映画だからこそのスケール感をしっかり押さえているところはさすが!

 小説、映画、そして秦自身の脚本・演出での舞台が2016年に上演されたこの作品。ちょうど、師匠のつかこうへいの七回忌にあたる年の舞台化だった。

 それぞれの魅力を活かすアプローチで描かれた物語。見比べ読み比べてみるのも一興。ぜひ、舞台の再演も希望デス!

◇映画『サイレント・トーキョー』
キャスト:
佐藤浩市 石田ゆり子 西島秀俊
中村倫也 広瀬アリス 井之脇海 勝地涼 ほか
監督:波多野貴文 
原作:秦建日子「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」(河出文庫刊)
脚本:山浦雅大
音楽:大間々昴
エンディングソング:Awich(ユニバーサル ミュージック)

配給:東映
(C) 2020 Silent Tokyo Film Partners

※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』2020年12月9日放送回より

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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー! (2) | ラジオ関西 | 2020/12/09/水 11:00-12:00

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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