宝塚歌劇団宙組の松風輝が、12月14日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、放送日に千秋楽を迎えた宝塚大劇場公演『アナスタシア』について、役作りやお稽古の苦労話などを明かした。
今回の作品ではユニークな風貌のレオポルド伯爵を演じている、松風。番組パーソナリティーの小山乃里子からの「髪型や髭のクセが強めだけど、自分で考えたの?」という問いに対しては、「自分で考えてから先生に相談する。いろんな案があったが、今回はセンター分けのパーマで、色も赤茶っぽいのが良いということでこうなった」(松風)。
また、役としての出演は二幕からだが、一幕もコーラスで参加していることを明かし、「歌が難しくてお稽古場から大変だった。公演が始まってからも毎日パートごとに集まって音色を合わせてから舞台に行き、終わったら反省会をしている」と、苦労の様子を語った。
番組後半で「今年は大変な年だったね」という話になると、松風は「まさかこんなことになると思わなかった」と振り返り、自粛期間を経て公演が再開できたことについては、「改めて、大劇場の舞台に立てるのがありがたいと感じる。客席にお客様が居て拍手をくださるのは当たり前ではないんだと思った」と素直な思いを吐露した。
「今回は珍しい役だが面白いことは好きなので、幅を広げたい。毎回お客様に楽しんでもらえるよう誠実に取り組む」。そう意気込む松風も出演する宙組東京宝塚劇場公演は、2021年1月8日に開幕する予定。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
https://jocr.jp/viva/
ラジトピ『ビバ!タカラジェンヌ』アーカイブ記事
https://jocr.jp/raditopi/tag/viva/