日本三大ネギの一角『岩津ねぎ』 今年もすくすく育ち出荷進む | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本三大ネギの一角『岩津ねぎ』 今年もすくすく育ち出荷進む

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 今年も寒い季節がやってきた。この時期といえばやっぱり鍋! そしてそんな鍋に欠かせない野菜といえば「ネギ」ではないだろうか。鍋だけでなく、お味噌汁など、せっかく作って食べるなら、おいしく食べて欲しい……。

 そこでネギといっても、違いをお伝えしたい。同じ料理でも、食材が違うだけでワンランク上の料理に変身! 今回はネギのおいしい品種を紹介!

 現在、日本ではいろいろなネギが生産されている。その中でも、『日本三大ネギ』の一角である『岩津ねぎ』に注目した。

荒川部会長圃場 『岩津ねぎ』
『岩津ねぎ』生産者で、JAたじま岩津ねぎ部会・部会長の荒川欣也さんの圃場(ほじょう)

『岩津ねぎ』とは、兵庫県朝来市内で育て、出荷し、決まった規格に合格したネギだけが『岩津ねぎ』として名乗ることを許される、ブランドのネギである。ネギは主に「葉ネギ(青ネギ)」「中間種」「白ネギ」の3種類に分かれており、この『岩津ねぎ』は「中間種」だ。そして最大の特徴は、甘く、太く、やわらかく、葉の先から含め、すべて食べられる品種というところだ。

 サイズは4種類あり、大きいサイズから「2L」「L」「M」「MM」となる。そして、JAたじま 和田山営農生活センターの出荷場から大阪、神戸、明石、豊岡、そして地元の岩津へ出荷され、一部のスーパーなどに並ぶ。

『岩津ねぎ』生産者で、JAたじま岩津ねぎ部会・部会長の荒川欣也さん。荒川部会長の圃場(ほじょう)にて、ラジオパーソナリティーの谷五郎(写真右)とともに
『岩津ねぎ』生産者で、JAたじま岩津ねぎ部会・部会長の荒川欣也さん。荒川部会長の圃場(ほじょう)にて、ラジオパーソナリティーの谷五郎(写真右)とともに

『岩津ねぎ』をメインに生産をしている、JAたじま岩津ねぎ部会・部会長の荒川欣也さんにお話を聞いた。今年の『岩津ねぎ』は、最初の方は生育遅れとなっており、少し大変だったという。というのも、ネギというのは、水にとても弱く、雨が続いたことにより、影響を受けてしまった。現在は持ち直し、すくすくと育っており、出荷も順次進んでいる。

 同部会に所属している農園家の田中健一さんにも話を聞いた。田中さんは移住組で、なんでも、衝動的に「一生の仕事を探したい」と考え、国内でいろいろと探している時に、『岩津ねぎ』に出会ったという。『岩津ねぎ』を朝来市に来てから知ったそうだが、食べてみて「こんなにおいしいねぎがあるのか!」と衝撃を受け、感動したことがきっかけになり、現在、『岩津ねぎ』を育てている。

 お2人とも、おすすめの食べ方は「天ぷら」と教えてくれた。ブランドネギの『岩津ねぎ』。現地の方のおすすめの食べ方はもちろん、鍋や炒め物、普段の料理をさらにおいしくして、食べてみてはいかがだろうか。

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