ヴィッセル神戸は29日、GK吉丸絢梓選手(24)とDF藤谷壮選手(23)がJ2のギラヴァンツ北九州へ完全移籍することが決まったと発表した。
宮崎県都城市出身の吉丸選手は、堅実なゴールキーピングと足元の技術の高さが特長。ヴィッセル神戸U-18からトップ昇格後、2度の期限付き移籍で武者修行。J1では3試合出場も、シジマール氏とアレックス氏の両GKコーチから薫陶を受け、成長を続けてきた。
「この度、ギラヴァンツ北九州に移籍することになりました。プロとして7年、ユースを合わせると10年間本当にありがとうございました。試合に出ることは少なかったですが応援してくださり感謝しています。またJ1の舞台に戻って来られるように頑張ります」(吉丸選手)
スピードをいかした右サイドからの突破が持ち味の藤谷選手。地元・神戸市出身で、ヴィッセル神戸ジュニアの2007年からクラブ一筋。年代別日本代表にも常に招集されてきた逸材は、J1リーグ戦通算52試合出場の実績を持つ。
「この度、ギラヴァンツ北九州に完全移籍することになりました。ヴィッセル神戸にはアカデミーの時から育てていただき感謝しかありません。たくさんの方々に支えられ、サッカーだけではなく人として成長することができました。そして、ファン、サポーターの皆さまの声援のおかげで頑張れた場面がたくさんありました。本当にありがとうございました。神戸讃歌を皆さまと歌えなくなるのは寂しいですが、どこにいてもヴィッセル神戸のことを応援しています。新天地で頑張ってきます」(藤谷選手)。
これでヴィッセルを離れることが決まったのは、DF渡部博文選手(33)、DFダンクレー選手(28)、DF西大伍選手(33)を含めて、5選手となる。