神戸で親しまれ32年「東急ハンズ三宮店」閉店 多様化する小売競争、立地にも苦戦 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸で親しまれ32年「東急ハンズ三宮店」閉店 多様化する小売競争、立地にも苦戦

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 1988(昭和63)年3月にオープン、神戸・三宮で親しまれてきた「東急ハンズ三宮店」(神戸市中央区下山手通2)が12月31日午後6時、32年の歴史に幕を閉じた。

 三宮店は地上6階・地下2階で、売場面積が約5800平方メートル。生田神社のすぐ南西に位置し、神戸で有数の大規模キャバレー「新世紀」の跡地にオープンした。関西では大阪市の心斎橋店と梅田店に次ぐ3番目の規模の大型店だった。

縦長、横文字の看板、もう見ることはできない(写真中央寄り右)
縦長、横文字の看板、もう見ることはできない(写真中央寄り右)
12月31日、32年の歴史に幕を閉じた「東急ハンズ三宮店」
12月31日、32年の歴史に幕を閉じた「東急ハンズ三宮店」

 三宮店は東急ハンズのカラーともいえる、各コーナーの担当者の専門力の高さ、提案力の強さが魅力で、日用雑貨や家具、キッチン用品などを幅広く取り扱い、神戸で長く愛されてきた。

 しかし浜側に商業施設が集中するJR三ノ宮駅近辺で、東門街やサンキタ通りなど飲食店が多い山側での営業は、長年集客に苦戦した。閉店を8月に発表した2020年は来店者数が約268万人だったが、2019年は137万人にとどまっていた。近年はインターネット通販や業態が多様化する小売店との競争も重なり、経営の継続は難しいと判断したという。

11月20日からの閉店セールも盛況
11月20日からの閉店セールも盛況
「三宮・ハンズ前」といえば待ち合わせスポットしても
「三宮・ハンズ前」といえば待ち合わせスポットしても

 コロナ禍でファイナルイベントの開催が難しいとされたが、11月20日から始まった大感謝セールは盛況のうちに終わった。広報担当者は「スタッフも最後の最後まで閉店を惜しむ神戸のみなさんへ感謝の気持ちを伝えることができた」と話した。

グリーンの時計台(写真右下)が目印に
グリーンの時計台(写真右下)が目印に

 1995(平成7)年1月17日の阪神・淡路大震災も乗り越え、平成時代の三宮を見届けた「東急ハンズ三宮店」。正面入り口、待ち合わせスポットとして目印の時計台が神戸らしさを醸し出していた。

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