大地真央と黒木瞳、最強の“小顔コンビ”さよなら公演「み〜たんの名作レコード実況Lock-on」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大地真央と黒木瞳、最強の“小顔コンビ”さよなら公演「み〜たんの名作レコード実況Lock-on」

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 声優・タレント・ラジオパーソナリティーとして活躍する“み~たん”こと、木村三恵さんが、なつかしのレコードに思いをはせてつづるコラム、「み〜たんの名作レコード実況Lock-on」。今回、レコードの針をおとすのは、宝塚歌劇団月組公演「ミュージカルプレイ 二都物語」宝塚大劇場(1985年5月10日~6月25日)公演中に収録された実況録音LPです。

レコーダー

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「タカラジェンヌで知ってる人の名前は?」と、聞かれて「大地真央」「黒木瞳」と答える人は多くても、その二人がトップコンビを組んでいたことを、どれほどの人が知っているだろう。私の知るなかで……最強の小顔コンビ!! とにかく美しかったー!

 そんな月組トップコンビのさよなら公演「二都物語」の実況録音LPを、今回はラジオ番組『レコード・アーカイブス』でご紹介しました。

 二都? 三都物語は某広告でよく知ってるけど……。おそらく、パリとロンドンでお話が展開していくので二都。なのか? な?? 詳しいところは、原作者チャールズ・ディケンズに聞いてみないとわからない(*_*;

 脚本・演出は太田哲則先生。太田先生の作品といえば「八百屋舞台」「突然の暗転」が、印象的。ちなみに「八百屋舞台」とはステージの奥から手前にかけて傾斜がついた舞台のこと。この傾斜が八百屋さんの野菜の陳列台に似ていることから、言われるようになったらしい。宝塚歌劇でいえば、名作「ノバ・ボサ・ノバ」も八百屋舞台。

 さて、物語の舞台は、フランス革命前後の、「ロンドン」と「パリ」。弁護士のシドニー・カートンン(大地)はルーシー(黒木)と出会い、恋します。でも、彼の恋は一方的なもので、ルーシーはチャールズ・ダーネイ(剣幸)というフランス人と結婚してしまいます。そして月日が流れ1789年のフランス革命によって市民の間で旧貴族階級への憎しみが渦巻いていました。

 そんななか、実はフランス貴族であったチャールズは捕らえられ、死刑判決を受けてしまいます。愛するルーシーのためなら命も惜しくないと思っていたシドニーは、たまたま自分とチャールズの雰囲気が似ていることから、牢獄のチャールズと入れ替わり、最後には断頭台へと向かうのです。

 そう。トップコンビのさよなら公演なのに、恋人役ではなく、真央さん演じるシドニーの片思い。しかも、ルーシーの後を追っかけ回し、最後には、命もかけてしまうという。今の時代だったらストーカーと言われてしまいそうな究極の片思い。

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