兵庫県は5日、新たに222人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新たな感染者が200人を超えるのは、過去最多となった2020年12月25日(231人)以来、2度目。12月31日に県内の感染者の総数は1万人を超え、5日の発表分を含め1万671人となった。また5日発表分で10人の患者が死亡し、死者は243人に増え、直近1週間の1日あたりの感染者数は149.9人となっている。
県対策推進班の西下重樹・班長は、「1月4日・5日の抗原・PCR検査の結果が反映されており、検査数が増えたことが感染者数増の要因の1つと言えるだろう。222名という数字は厳に受け止めている」としたうえで、「『市中感染』は定義があいまい。あらゆるところで感染が起こっているわけではないが、ギリギリの状況だ」と危機感を募らせている。
5日午前0時現在の兵庫県内の入院病床使用率は、入院としての使用は70%をわずかに下回り、宿泊病床は約30%となっている。