阪神の糸原、バント失敗からの第一声「過去は変えられない!未来や!!」に感じた矢野イズムの浸透 指揮官が語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

阪神の糸原、バント失敗からの第一声「過去は変えられない!未来や!!」に感じた矢野イズムの浸透 指揮官が語る

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 阪神タイガースの矢野燿大監督が、2021年新春のラジオ関西の番組にゲスト出演。昨シーズンを振り返り、選手の台頭を称えるとともに、チームリーダーとして奮闘した糸原健斗選手にまつわるエピソードを語った。

阪神タイガースの矢野燿大監督(写真:ラジオ関西)
阪神タイガースの矢野燿大監督(写真:ラジオ関西)

 番組のなかで、昨シーズン頑張った選手を尋ねられ、即答で「たくさんいる」と、矢野監督。「ピッチャーは西(勇輝)、岩崎(優)、岩貞(祐太)、スアちゃん(ロベルト・スアレス)、秋山(拓巳)、青柳(晃洋)。野手でいえば、近本(光司)、大山(悠輔)。ほかにもいっぱいいる」とコメントしたが、そのなかでも「とりわけキャプテン2年目の糸原健斗が、途中ケガなどもあったが、チームをめちゃめちゃ盛り上げてくれた」と、チームリーダーを絶賛した。

 そして、矢野監督は、シーズン中の糸原選手のエピソードも披露。ナゴヤドームでの試合で、糸原選手がノーアウト1・2塁でバントを失敗してベンチに帰ってきたときのこと。「オマエたのむわ! そこはちゃんと送ってくれよ!!」と一瞬思ったという、矢野監督。ベンチのムードも「流れが止まったやん……」「何してんねん健斗……」となっていたなか、糸原選手からの第一声は、明るい調子で「過去は変えられない! 未来や!!」。その言葉に矢野監督自身もついクスっと笑ってしまったという。これは、矢野監督がいつも言っている「過去は取り返せない!」「未来や未来や!」「過去は変えられへん!!」を受けての、糸原選手なりのムードづくりだった、のかもしれない。

「数字も重要かもしれないが、そういうこと(ムードづくり)がチームには大事と思っているし、頑張ってくれるのはうれしい。キャプテンらしくなったなと思っている」(矢野監督)

 ちなみに、糸原選手と直接話す機会があったというセオリー(『セオリーのスポーツ数珠つなぎ』パーソナリティー)は、「もともとキャプテンタイプではなく、高校時代から一匹狼的な性格だったが、矢野監督に指名してもらったことにより、自分のなかでも大きく変わった」と、糸原選手の言葉を紹介。指揮官との出会いで成長した虎のリードオフマンの活躍は、2021年も見逃せない。

ラジオ番組にゲスト出演した、阪神の矢野監督(写真右、写真:ラジオ関西)
ラジオ番組にゲスト出演した、阪神の矢野監督(写真右、写真:ラジオ関西)

 今回のラジオ出演は、ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(パーソナリテイー:林歳彦、田中大貴)、『セオリーのスポーツ数珠つなぎ』(パーソナリテイー:セオリー、藤谷真由香)の2番組によるスペシャル企画、『2021年あけましておめでとうございます記念・2番組コラボリレー放送』(1月1日、3日に放送)のなかで実現したもの。矢野監督と親交のあるセオリーの呼びかけで、「番組出演の夢がかなった」(セオリー)。

(文:黒川良彦)

写真前方、左から、林歳彦さん、矢野燿大監督、藤谷真由香さん。写真後方、左から、セオリーさん、田中大貴さん(写真:ラジオ関西)※撮影時にマスクを外していただきました
写真前方、左から、林歳彦さん、矢野燿大監督、藤谷真由香さん。写真後方、左から、セオリーさん、田中大貴さん(写真:ラジオ関西)※撮影時にマスクを外していただきました







としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2021/01/01/金 20:30-21:00

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