西神戸医療センターに医療支援 タブレット端末寄贈される 新型コロナ対策にも活用 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

西神戸医療センターに医療支援 タブレット端末寄贈される 新型コロナ対策にも活用

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 神戸市西区の神戸市立西神戸医療センターに、新型コロナウイルス感染症対策としても使用可能なタブレット端末10台が寄贈された。

 寄贈したのは、神戸西神ロータリークラブ(神戸市西区)。同クラブを代表して、2020~2021年度会長の大塚啓助さん、幹事の道永憲兒さん、社会奉仕委員長の石川準さん、山下展成さんが、西神戸医療センターを訪問した。

 同クラブは、昨年(2020年)6月にもフェイスシールドとマスクを西神戸医療センターへ寄贈した実績を持つ(※全国のロータリークラブおよび国際ロータリー2680地区[兵庫県全域]が取り組んだ「ロータリー・フェィスシールド寄贈プロジェクト」の一環)。

 第三波拡大の今、同クラブ独自の発案で、西神戸医療センターに対して「現場で今、何が必要なものなのか?」を事前にヒアリング。「患者や医療従事者の感染予防対策のために役立てていただきたい」と緊急的に寄贈が決まったという。「一時的な寄贈などの行為でなく、継続した支援をしなければならない」と大塚会長はその意図を説明した。

 7日の贈呈式では、西神戸医療センター看護部副部長の長野淑恵さんが、今回寄贈された10台について、「タブレット端末を使用することで可能になった『入院患者と家族のオンライン面会』『医師・スタッフの申し送りなどの連絡手段』といったような、院内レッドゾーンでの非接触業務で大いに活用している」と、稼働部署ごとの使用状況を報告し、謝意を述べた。

 また、西神戸医療センターの竹内康人院長は「今のところは何とか持っている状態だが、ほぼ満床状態が続いており、これ以上増えてくると救急対応や通常診療や合併症患者にも重大な影響が出てくる。院内感染クラスターの発生は何としても防がなければならない。新型コロナウイルス感染者に対応できる病院は救急・高度医療設備や人員が揃ったところでしか受け入れることができない。限られた資源である設備や人員の中で日々やり続けなければならない」と現状を憂慮したうえで、「患者や職員の安全を守るためにありがたく使わせてもらっている」と、同クラブに感謝の意を示した。

 さらに、竹内院長は「厳しい状況におかれても、西神戸医療センターには医師・看護師・作業療法士・薬剤師など約800人(スタッフ総勢では約1300人)もの人員が必死で頑張っている。(今回の寄贈のように)外部の方々からの励ましを受けることが職員にとって本当にうれしいこと。『応援してもらっているんだ』と士気も上がる」とコメントしていた。

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