ヴィッセル神戸新加入の井上潮音、そのスタイルはまさにイニエスタ! 競演に期待 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸新加入の井上潮音、そのスタイルはまさにイニエスタ! 競演に期待

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

この記事の動画を見る

 サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)1月18日の放送では、2021シーズンの新戦力として東京ヴェルディ(以下、東京V)から完全移籍加入したMF井上潮音選手について、東京Vの番記者にインタビュー。プレーの特長をはじめ、井上選手の魅力について話を聞いた。

 サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』の東京V担当・芥川和久さんは、井上選手の移籍について「とうとうこの日が来たか」と覚悟していたという。

 東京Vの生え抜きで、チームの顔ともいえる存在だった井上選手は、ユース時代から年代別代表にも選ばれ、J2屈指の逸材の1人として注目も受けていた。そのため、2018年シーズン以降は「毎年オフには引き抜きがあってもおかしくないと思っていた」「出ていくのであれば、当然J1だろう」と、芥川さん。各国の代表クラスが揃うヴィッセルへの移籍は、井上選手にとっていい選択だったのではないかと述べていた。

 芥川さんから見た井上選手のプレーの特長は「うまいが、ファンタジスタ系ではなく、ワンツーなど周りと連動しながらチャンスを作る選手」。2017-2018シーズンに東京Vで指揮を執ったミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(現:清水エスパルス)が「我々にとってのメッシ」と述べ、チームの象徴的選手として絶賛。そこから、ちまたでは「ヴェルディのメッシ」とも呼ばれているが、実際のプレースタイルは全く異なるよう。東京Vの永井秀樹監督が「『メッシではなくイニエスタ』になれ」と言ったように、クリムゾンレッドでキャプテンを務めるMFアンドレス・イニエスタ選手に近いスタイルだと話す。

 また、井上選手のキャラクターとしては「真面目で優等生」。感情をあまり表に出さず、淡々とやっているように見えるタイプとのこと。一方、井上選手の先輩談で「あいつ(井上選手)はニコニコ笑っていたら許される」と、イケメンの特権といえるようなエピソードも、芥川さんは紹介した。

 相性のいい選手については、スタイルの近いイニエスタ選手をピックアップ。「近い距離でイニエスタ選手をサポートしつつ、バランスを取らせたら面白い」と、世界的スーパースターとの競演に期待を膨らませる。インサイドハーフやダブルボランチで力を発揮する新20番には、「セルジ・サンペール選手や山口蛍選手と組むボランチもぜひ見てみたいところですね」。

 最後に、芥川さんは、「チームのなかで、自分のプレーというものを、ぜひ確立してほしい。ヴェルディでは、『これが井上潮音のプレーだ』というのを年間を通して見せたり、プレーでチームの中心にまではなっていなかったように思う。それをJ1で、神戸でというのは大変なことだと思うが、慣れ親しんだヴェルディを離れて、選手としてイチから勝負するということで、ぜひそこに期待したい」と、井上選手にエールを贈った。

 井上選手が主戦場とするポジションには、イニエスタ選手、サンペール選手、山口選手だけでなく、MF安井拓也選手やMF郷家友太選手、FW佐々木大樹選手ら、昨シーズンに出番を増やした同世代のライバルもいる。チーム内のレギュラー争いを制するのも、し烈を極めるだろう。それでも、ヴィッセルにはFW古橋亨梧選手やDF大﨑玲央選手、DF菊池流帆選手などJ2からステップアップして活躍する選手も多い。2021シーズン、悲願のリーグ制覇を目指し、再びアジアへの挑戦権を獲得するためにも、いよいよJ1でベールを脱ぐ「シオン」にかかる期待は大きい。

※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』2021年1月18日放送回より


◆『GOGO!ヴィッセル神戸』公式Twitter
https://twitter.com/gogo_vissel558

LINEで送る

GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2021/01/18/月 18:00-18:30

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

関連記事