濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信【“失語症とは?”その現状と社会参加について】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信【“失語症とは?”その現状と社会参加について】

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 統計に幅があるものの、いま、日本には「失語症者」がおよそ20万人~50万人。それに対し、「言語聴覚士」はおよそ3万5000人とまったく足りていないのが現状だ。

 脳の機能障害は100パーセント回復することは難しいとされていて、リハビリも簡単ではない。田中さんはその現状を少しでも良くするために、「言語聴覚士」の養成、ならびに、兵庫県の委託を受けて失語症者が意思疎通をするためのサポートをする「意思疎通支援者」の養成を行っている。

 失語症者をとりまく困難な状況を知った濱田さんは、「失語症の方に出会ったとき、どんな接し方をすればいいのか」を質問。田中さんは「まず話しかけることが大事。言葉にすることが難しい人でも、単語や漢字などのメモで意思疎通できる人もいる」と話し、コミュニケーションを取りたいと思うこと、それが一番重要だと説明した。

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 番組後半は障がいを持っている方が作った授産品を紹介するコーナー。この日ピックアップしたのは『有馬温泉炭酸煎餅サブレ』。

 兵庫の福祉事務所で働く障害者の応援事業「兵庫ブランド商品」として、企画・商品化されたお菓子で、神戸洋藝菓子ボックサン、株式会社CUADRO、有馬温泉観光協会、有馬温泉旅館協同組合の協力を得て、兵庫県の福祉事業所で一つひとつ丁寧に製造されている。クッキー生地に有馬銘菓「炭酸煎餅」のフレークを練りこんだ新食感のサブレだ。

有馬温泉炭酸煎餅サブレ
有馬温泉炭酸煎餅サブレ

 受話器の向こうで試食した田中さんは、「炭酸煎餅がサクサクしている。プレーンは塩味が効いていて、抹茶味は香りが鼻から抜けていくような感じ」と見事な食レポ。濱田さんも「田中さんのあとに感想を言うのは恥ずかしい」とタジタジだった。

 コーナー始まってから初めての電話出演だった濱田さんは、「電話出演が初めてで全然ボケられなかった」と悔しがりつつも、失語症については「知らなかったことをたくさん知れた。参加すること、コミュニケーションの大切さを再認識した」と感想を語った。


※【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】次回は2月15日(月)『PUSH!』の中でオンエアされる。


『濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信』2021年1月18日放送回

 

【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】(『PUSH!』内) | ラジオ関西 | 2021/1/18/月 15:00-16:00

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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