関西ジャニーズJr.の小柴陸さん(18)が新型コロナウイルスに感染したことを受け、出演していた舞台の関係者もPCR検査を受けた結果、全員が陰性であることがわかった。公演会場となった大阪・サンケイホールブリーゼが1日、公式ホームページで報告した。
小柴さんは、1月30日からリーディングアクト「一富士茄子牛焦げルギー」大阪公演に出演。初日の舞台ではひたむきな演技で観客を魅了したが、公演終了後、別作品への出演のためPCR検査を受け、31日に陽性が確認された。同日、ジャニーズ事務所が公式ホームページで発表。その日の公演を急きょ中止とした。同公演を実施する際に行ったPCR検査では陰性だった。ジャニーズ事務所によると、小柴さんは現在、感染した際に見られるような症状はなく、保健所の指導により療養及び経過を観察するとのこと。
またサンケイホールブリーゼは、1日、公式ホームページで「管轄の保健所にもご報告し、小柴陸さんと接触機会のあった同公演の出演者・スタッフ、当劇場関係者を対象としてPCR検査を受けた結果、全員の陰性が確認できました」と報告している。公演には生瀬勝久さんと沢口靖子さんも出演していた。
作品の原作者で、兵庫県明石市在住の画家・絵本作家、たなかしんさんは公演初日に会場へ駆け付けた。今回のことを受け、「良い舞台でしたし、陸くんも初めて(の外部への単独出演)で大きな役回りだったから本当に残念だと思う。無症状でも心は傷ついて苦しいはず」と小柴さんを思いやった。また「いつ誰がかかってもおかしくない。回復後に心の問題を生まないよう、温かく迎える場を社会全体で作ることが大切」と語り、ツイッターでも「どんなに苦しいかそれを思うだけでつらい。だからこそ一緒に元気になろう」「祈ろう…陸くん、元気だしてね」とエールを送り続ける。
なお、2月9日から予定の東京公演と12日開始予定の配信の実施について、企画制作のキューブは「改めてご案内をさせていただきます」としている。
リーディングアクト『一富士茄子牛焦げルギー』公式サイト
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/ichifuji