宝塚歌劇団雪組の綾凰華が、2月8日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、放送日に千秋楽を迎えた宝塚大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』について、役への想いを語った。
お芝居で綾が演じているのはルドルフ大公。本人いわく「良くも悪くも深く考えてしまうタイプ」だそうで、今回の役作りついて「ルドルフは最後まで(主役の)ルードヴィヒを支援し続けた人。彼が皇族や貴族に対してわだかまりがあるのを理解した上で付き合っていたので、おおらかで優しい人だったのではないか。台本には書かれていないけれど、ルードヴィヒの音楽だけでなく、生き方に興味を持っていたのではないかと思っている。本当は体が弱くて軍務に就けなかったらしいが、作品ではパリッとしたところも見せたい」と熱弁した。
昨春の自粛期間については、「忙しいときに見落としがちだった生活習慣を見直し、健康管理に気をつけて過ごしていた。なかなか読めなかった本を読めたり、ファンの方からあたたかい言葉をもらえたりして充実していた。何ごともプラスに考え、すべてのことに感謝の気持ちを持っていたい」と、持ち前のポジティブさが表れるコメントを残した。
「お芝居もショーも、いろんな発見があると思うので、難しい中ではあるけれど可能な限り劇場で世界を味わってほしい」と語った綾。雪組東京宝塚劇場公演は2月26日に開幕予定。