コロナ禍での申告は密を避けてマイペースに!確定申告がスタート | ラジトピ ラジオ関西トピックス

コロナ禍での申告は密を避けてマイペースに!確定申告がスタート

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 2月16日から確定申告がスタートした。2021年はコロナ禍での実施ということで例年とは違う点が見られる。確定申告に関する情報について、神戸税務署・個人課税部門の森田有香さんに話を聞いた。

 今年、確定申告書作成会場に入るには、新型コロナウイルス感染症の感染リスク軽減のために「入場整理券」が必要となる。会場で当日に配布されるほか、国税庁LINE公式アカウントより整理券の事前発行を受けることもできる。また、緊急事態宣言発令中などの現状もあり、申告所得税・贈与税・消費税の申告期限が、4月15日まで延長されている。

 なお、神戸市内5か所の税務署(灘・兵庫・長田・須磨・神戸の各税務署)に今年は申告書作成会場が設けられていない。神戸・三宮の神戸サンボーホール(ポートライナー「貿易センター」駅そば)の特設会場に集約されている。

 例年、会場では確定申告書の作成や提出のために長時間並ぶことが多いもの。感染症防止対策に万全を期しつつ、申告に臨みたいところだが、いま、各税務署が最も推奨するのは、自宅などから確定申告ができる方法だ。

 スマートフォンやパソコンから国税庁ホームぺージ「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、画面の案内に従って収入金額などを順に入力すれば、確定申告書等が作成できる。確定申告期間中はメンテナンス時間を除き、24時間、土・日・祝日を問わずいつでも利用可能。さらに、申告書作成途中でも保存ができるので、空いた時間に少しずつ作成を進めるなど、自分のペースで数日かけて申告書を作成できる。作成した申告書は、「e-Tax」(イータックス)を利用して提出できるほか、印刷して郵送で提出することも可能だ。

 現在は、スマートフォンでの利用も便利になっている。主にサラリーマンや年金所得者の申告時に使用できるe-Taxのスマホ専用画面があり、マイナンバーカードをスマホで読み取って申告できる方法と、税務署でIDとパスワードを取得してログインする方法がある。ただし、ID・パスワードの利用は暫定的な対応のため、「お早めにマイナンバーカードの取得をお願いしたい」とのこと。

スマホでの確定申告が便利に ※写真はイメージです
スマホでの確定申告が便利に ※写真はイメージです

 最後に、神戸税務署の森田さんは「確定申告期限は4月15日(木)まで延長しましたが、例年、確定申告会場は大変混雑します。今年は特に新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご自宅のパソコンやスマートフォンから、ぜひe-Taxをご利用ください」と呼びかけていた。

 確定申告に関する詳細は国税庁ホームぺージ「令和2年分 確定申告特集」に掲載されている。


国税庁ホームぺージ「令和2年分 確定申告特集」

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