虐待や殺処分されてしまう犬・猫を救いたい――。歌手として活動するMonet(モネ)さんが、いま、音楽やラジオ番組を通じて、動物愛護の啓発活動を行っている。
動物愛護といっても活動は多岐にわたる。Monetさんは、「殺処分ゼロ・動物愛護法改正・アニマルポリスの設置」を目指し、行き場を失った犬、猫を保護、引き取りして、新しい家族が見つかるまで一緒に暮らしている。Monetさんは彼らを「子どもたち」と愛でる。
保護された「子どもたち」が、行き場を失った理由は様々だ。特に虐待を受けた彼らは、人間不信に陥り、そのままでは新たに飼うことが難しい状況だという。
Monetさんは、そんな「子どもたち」を、新しい家族(飼い主)のもとへ届け続けている。
ただし、それは簡単なことではない。まず人間不信を取り除き、心を開かせる。そうすることによって、しつけなども簡単にコミュニケーションがとれるそうだ。その後、里親を探すのだが、誰にでも譲渡するわけではない。「子どもたち」と最後まで責任を持って暮らしてくれる家族と何度も話し合い、譲渡を決める。「子どもたち」の幸せが第一と考える。
“殺処分ゼロ”、“アニマルポリス設置”、“動物虐待は犯罪”……、これらのキーワードがMonetさんを突き動かす。
Monetさんは、これらの啓発活動のために「一般社団法人ANRI(アンリ)」を立ち上げ、代表もつとめる。また、パーソナリティーを務めるラジオ番組や、自らが歌い上げる楽曲、今春に発売予定の絵本などを通して、動物愛護の重要性を訴えている。
「歌手という広告塔となり、啓発活動をすることが、私の使命」というMonetさん。「犬や猫を飼いたいと思ったら、ペットショップに行く前に、保護された『子どもたち』の譲渡会に一度足を運んでほしい。きっと素晴らしい出会いがあるかもしれない」と呼びかけていた。
【ラジオ関西『Monetの「流れ星への願い」』番組ブログ】
【「一般社団法人ANRI」公式HP】
【「ANRI(アンリ)|歌手Monetが完全飼育で里親を探すー動物虐待も課題に」Dogumentary(ドグメンタリー)より】