憧れの「プライベートガレージ」を体験!西宮・苦楽園に“ありそうでなかった”カフェガレージがオープン

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 バイクのレンタルガレージを併設したカフェガレージ「Bento(ベント)」が、2021年2月24日、西宮の苦楽園にオープンした。

 店主は夙川育ちの高田恭弘さん。関西学院大学オートバイ部(当時)の立ち上げメンバーの一人で、卒業後バイクメーカーに就職。20年超にわたる海外勤務を経て2020年8月に定年退職し、生まれ育った夙川へ戻り、長年の夢だった「ガレージ付きカフェ」を開業した。

ガレージでバイク磨きを楽しむ店主(写真:水野さちえ)
ガレージでバイク磨きを楽しむ店主(写真:水野さちえ)

■バイク愛あふれるレンタルガレージを併設

 店内スペースは大きく「カフェ」と「ガレージ」に分かれる。米国のプロ仕様工具メーカー「スナップオン」を中心とした工具が並ぶガレージには、自分の愛車を持ち込むことができる(要予約、有料)。ガレージで好きな音楽を聴きながら、思う存分バイク磨きを楽しんだり、愛車を眺めたり、スナップオンの工具の感触を確かめたりと、いわば「体験型プライベートガレージ」だ。

 バイク好きが集まる「ライダーズカフェ」や、バイクの整備ができる「レンタルガレージ」は全国に数多くあるが、「カフェ×レンタルガレージ」は、これまであるようでなかった組み合わせ。プライベート感と、店主のバイク愛が注ぎ込まれた、ガレージ内のインテリアも見どころだ。

■カフェにはフードの持ち込み可。かつての名店のオブジェも

 カフェのメニューは、シンプルに「コーヒー(500円、2杯目以降250円 いずれも税込)」と「トースト(200円~300円、税込)」のみ。1980年代に西宮北口で人気を博した喫茶店「騎耶羅藩(きゃらばん)※1994年に閉店」で腕を磨いた店主が、思わずおかわりしたくなるサイフォンコーヒーを丁寧にいれる。

コーヒー豆は、隣接の焙煎所「鶴弥珈琲」のストレートと、UCCのスペシャルブレンドの2種類から選べる(写真:水野さちえ
コーヒー豆は、隣接の焙煎所「鶴弥珈琲」のストレートと、UCCのスペシャルブレンドの2種類から選べる(写真:水野さちえ

 カウンターには、「騎耶羅藩」で使われていた特大コーヒーカップのオブジェが。閉店後も大切に保管していた当時のスタッフから、「受け継いでほしい」と贈られたそうだ。

 トーストは近隣のベーカリーの食パンを使用。特に、カレー風味のキャベツ炒めがサンドされた「ハムトースト」は、どこかなつかしさを感じる味わいだ。カフェメニューが限られているため、客によるフードの持ち込みも可能だが、ぜひ一度味わってみてほしい。

店主が甲子園球場のホットドッグから着想したハムトースト(写真:水野さちえ)
店主が甲子園球場のホットドッグから着想したハムトースト(写真:水野さちえ)
スッキリと暖かみのあるカフェスペース(写真:水野さちえ)
スッキリと暖かみのあるカフェスペース(写真:水野さちえ)

■地元から愛されるカフェに

 店舗は阪急甲陽線「苦楽園口」駅から徒歩10分ほど。メインストリートの苦楽園口通から1本入ったところにあり、穏やかで心地よい苦楽園の街並みにも溶け込んでいる。

「ガレージは、『自分で愛車の手入れをしたいけれど、工具をそろえるのはハードルが高い』という人や、『スナップオンの工具を使ってみたい』という人に利用してもらえれば。カフェも、塾や病院の送り迎えの空き時間や、散歩の途中など、気軽にお立ち寄りください。フードの持ち込みもご自由にどうぞ」と、店主は話す。

 樋之池公園にも近いカフェガレージ。北側すぐの中新田川沿いには桜並木が続く。春の訪れとともに、気軽なカフェ使いを楽しんでみたい。

店舗外観。アーチ形のエントランスが目印(写真:水野さちえ)
店舗外観。アーチ形のエントランスが目印(写真:水野さちえ)

(取材・文=水野さちえ)


<店舗情報>
◆Cafe Garage Bento
住所:兵庫県西宮市樋之池町3-12 サンライズハイツ102
TEL:050-8881-0056
営業時間:10:00~18:00
定休日:月・火
駐車場:2台。満車の場合は近隣のコインパーキングを使用(15分110円)。
※苦楽園口通からは進入禁止のため要注意
レンタルガレージ:料金4時間5000円。電話予約。4月利用分からの予約受付中

※記事中の内容・価格は2021年3月2日時点のものです。

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