ねっとり甘い、蜜あふれる濃厚石焼き芋!専門店は一味ちがう 兵庫・尼崎 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ねっとり甘い、蜜あふれる濃厚石焼き芋!専門店は一味ちがう 兵庫・尼崎

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 阪神尼崎駅を降りて徒歩7分。尼崎中央商店街・中央4番街を進んだ先に、昨年(2020年)10月、窯焼き芋とフルーツの店「さくら堂本舗尼崎店内藤商店」がオープンした。

 瞬く間に地元民をとりこにした焼き芋は、いま流行りの“ねっとり系”。3時間かけて焼き上げられ、窯から取り出した直後は包丁で切れないほど柔らかい。皮の外にまで蜜があふれだし、ホカホカと湯気を立てる様子は、思わずよだれがこぼれそうなほど食欲をそそる。

 火加減や水の加え方、温度・湿度管理、芋の並べ方……おいしい焼き芋を届けるため、長時間かけ、丁寧に作業が行われる。使用するサツマイモは主に、茨城県鉾田市旭村産の「紅はるか」と「シルクスイート」。糖度・食感ともにすぐれた2つだが、異なる特徴を持つ。紅はるかは強い甘さはあるものの、後味はすっきりとしていてたくさん食べても飽きがこない。近年特に人気の高まっているシルクスイートは、その名の通りなめらかな食感と濃厚な甘さがたまらない。食べ比べるのも良いだろう。1本250円という安さも魅力的。

焼き芋は、いま流行りの“ねっとり系”
焼き芋は、いま流行りの“ねっとり系”

 代表の内藤彰則さんは、マンションの管理会社に勤め、焼き芋とは無縁の生活を送っていた。そんなある冬の日、職場の近くで人生を変える出会いが。後の師匠となる、伝説の焼き芋師との出会いである。「なんだこれは……!」、あまりのおいしさに衝撃を受けたという。今まで味わったことのない味わいに感動し、弟子入りを志願したそうだ。

 それから約1年、師匠のもとで修業の日々を過ごし、昨年独立を果たした内藤さんは、オープンしてからの数か月をこう振り返る。

「尼崎は人情に厚く、本当にあたたかい街です。近所のお店の方にもかわいがってもらい、常連さんもたくさんいらっしゃることがうれしい。大きな夢ですが、いつか尼崎を焼き芋の街にしたいですね」

 焼き芋ブームが続くなか、石焼き芋の新しい食べ方も開発中とのこと。「焼き芋をスイーツとして定着させたい」強い想いを胸に、内藤さんの挑戦は続く。

窯焼き芋とフルーツの店「さくら堂本舗尼崎店内藤商店」代表の内藤彰則さん
窯焼き芋とフルーツの店「さくら堂本舗尼崎店内藤商店」代表の内藤彰則さん

◆窯焼き芋とフルーツ「さくら堂本舗尼崎店内藤商店」
【公式HP】

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