兵庫県警、2021年春の人事異動 平成以降で最大 「国際捜査課」新設 ・留置施設にもコロナ対策 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警、2021年春の人事異動 平成以降で最大 「国際捜査課」新設 ・留置施設にもコロナ対策

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 兵庫県警は2021年春、2593人の定期異動を行う。平成元(1989)年以降では最大規模となり、副署長などの先行配置や自治体への出向者の復帰などを含め、4月1日までに4回に分けて発令される。

兵庫県警
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 2021年度は郡部の3つの警察署の統合・「国際捜査課」の新設・新型コロナウイルス対策の一環で留置施設の一部を改修して管理体制を強化するのが主な柱となる。

■警察署再編
▽養父警察署と朝来警察署を統合して「南但馬警察署」
▽豊岡北警察署と豊岡南警察署を統合して「豊岡警察署」
▽佐用警察署を「たつの警察署」として統合、これらにより兵庫県内の警察署は49→46署となる。

■「国際捜査課」新設
兵庫県内では都市部の神戸市内・阪神間・姫路市内を中心にベトナム人などの在留外国人が増加している。これに比例して昨年(2020年)にかけて検挙人員が大幅に増加していることから外国人犯罪の取締りを強化するため、組織犯罪対策局に45人体制の「国際捜査課」を新設する。

■コロナ対策、留置施設の体制強化
篠山市の大規模留置施設について、新型コロナウイルスをはじめとした感染症が疑われる者を収用可能な施設として個室化、また女性看守を6人増員して留置管理体制を強化する。

■女性の幹部起用
生活安全特別捜査隊長に女性警視を起用、地元採用の警察官の女性所属長への起用は4人目となる。また警部以上の女性警察官は20人に。(兵庫県警・全警察官約1万1700人のうち、女性警察官は約1160人と、全体の9.9%を占めるようになった)

■警察署長、約7割で交代
兵庫県内46の警察署のうち、東灘、長田、尼崎東、西宮、明石・加古川、姫路など約7割の32署で署長が交代する。

※署長が交代する警察署(◎は再編・統合する3警察署)
《神戸》東灘・長田・須磨・垂水・神戸水上・神戸西・神戸北・有馬
《阪神》尼崎東・西宮・甲子園・伊丹・川西・三田・篠山
《東播・北播》明石・加古川・三木・加東・加西
《姫路・中播》姫路・福崎
《西播》相生・赤穂・宍粟・◎たつの(佐用と統合)
《淡路》淡路・洲本・南あわじ
《但馬》◎南但馬(養父・朝来が統合)・◎豊岡(豊岡北・豊岡南が統合)・美方

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