神戸空港からFDA(フジ・ドリーム・エアラインズ)の飛行機で、信州まつもと空港まで約1時間。関西からのアクセスがぐっと便利になった、信州の地。今回は長野県北西部、富山県との県境の町、「大町市」の観光について紹介しよう。
長野県大町市は、山々に囲まれ、清らかな水の生まれる自然豊かな町。蛇口をひねれば湧水が出るのが自慢の一つ。
さて、日本最大級を誇るダム、「黒部ダム」は、富山県立山町にあるのだが、その長野県側からのルートの玄関口となるのは、長野県大町市扇沢だ。現地へは、扇沢駅発の「関電トンネル電気バス」に乗車し、約16分で、黒部ダム駅に到着する。
黒部ダムは6月下旬から観光のための放水が行われ、毎秒10トン以上の水が噴き出す大迫力の姿が楽しめる。
展望台からは遠くの山々まで見通せ、大自然の秘境の地にどっしりとたたずむダムの姿を見れば、「世紀の大事業」と呼ばれ、7年を費やした建設の歴史や、人々の思いが心に浮かんでくるだろう。
黒部ダムへのルートにもなる「立山黒部アルペンルート」は、世界有数の山岳観光ルートで、乗り物を乗り継ぎ、3000メートル級の北アルプスの山々の雄大な自然を体感できる。4月15日から今年度の営業がスタートする予定。
6月には、全線開業50周年を迎えることから、「完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク」を実施予定。迫り来る20メートルにも届く雪の壁を体感できる。
近年は、2車線分除雪しているところを、50年前の1車線のみの除雪にすることで、当時の姿を再現する。雪の壁をより近く感じることで更なる迫力を体感できそうだ。
◆大町市観光協会
電話 0261-22-0190
【公式HP「信濃大町なび」】
※ラジオ関⻄『週明けクマチャンネル!』2021年3⽉29⽇放送回「ニッポンええとこ宣伝隊 in 信州」より