兵庫県但馬地方の春の風物詩「たんとうチューリップまつり」が、4月12日から開幕した。
1992年から兵庫県豊岡市但東町畑山の「たんとう花公園」で毎年開かれている「たんとうチューリップまつり」。300品種、およそ100万本のチューリップが、毎年約3万人の観客の目を楽しませる。
今年は3月下旬から気温が高い日が続いたためチューリップの開花が早まり、当初の予定より3日早めて12日から開催することになったという。イベントのメインは、畑一面に描かれる「フラワーアート」。今年は、コロナ収束の願いを込めて、『アマビエ』が約10万本のチューリップで描かれている。チューリップ狩りや鉢植えの販売なども行われる。
昨年はコロナ禍のため「チューリップまつり」は開催直前に中止が決定。それでもチューリップの花を観ようとたくさんの観客が集まってしまい、密を避けるために満開の花を刈り取るという事態に。今年は、「マスク着用」「入場制限の実施」などの感染症対策を実施し、2年ぶりの開催にこぎつけた。
開催は4月12日から約10日間(開花状況による)。時間は午前9時から午後5時までで、入園料は大人800円、高校生以下無料。実行委員会事務局では「土日は入場制限の可能性が高いので、できるだけ平日にお越しください。明日あさって(13日~14日)は雨模様の予報ですが、実は雨の日の方がチューリップはきれいに咲きますので、今がちょうど見頃のチューリップを早めに見に来ていただきたいです」と話している。平日の来園者にはマスクのプレゼントがあるという。(FMジャングル)