広さ2500平方メートル、大型車両3台同時作業可能… 兵庫・播磨のタイヤ専門店、姫路港に新店 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

広さ2500平方メートル、大型車両3台同時作業可能… 兵庫・播磨のタイヤ専門店、姫路港に新店

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 ものづくり産業発展に欠かせない縁の下の力持ちが運輸業界。兵庫県姫路市内では大手製造拠点が集積する臨海部に特に多くの運送会社が集まるが、それらをさらに下支えする黒子役の1つに、トレーラーやトラック、バスなど大型車両向けタイヤを販売・修理するタイヤ専門店「福井タイヤ商会」(姫路市神屋町)がある。

 コロナ禍で地域経済は停滞気味だが、同社は数億円(総投資額は非開示)をかけた新営業所を4月26日、姫路港にほど近い同市飾磨区細江で開業する。

福井タイヤ商会の飾磨港営業所
福井タイヤ商会の飾磨港営業所

 老朽化した広畑営業所を移転リニューアルする「飾磨港営業所」の立地は、浜手緑地南向かいの角地。広畑では大型車両が入店するのに、浜国道と呼ばれる国道250号線の通行車両を東西方向とも作業員がいったん止めて、後ろ向き入店を誘導せねばならず、追突事故が起きる危険性があった。新たな営業所では、前向きに進入し、作業完了後もそのまま前向きで道路に出られるドライブスルー型のピット配置を整えた。

 広さも広畑の3倍以上の2500平方メートルを確保し、大型車両3台を同時に作業できるようになったことで、繁忙期には午前7時から昼頃まで発生した道端での順番待ち状態も改善されるという。

「得意先に近くなったということも大きな意味がある」というのは、大塚隆社長。実は同社の取引先は、飾磨地区に集中している。移転により、帰宅ラッシュ時間帯の出張作業時には往復1時間もかかっていた移動時間が大幅短縮され、作業員の働き方改革にもつながるようだ。今後は来店作業が増えることにもなるが、大塚社長によるとそれこそが最大の狙い。最新の機材と広々とした作業環境が整った新店内で作業することで、ブリヂストンが定める高品質の作業標準を短時間でクリアできるようになるそうだ。「単価勝負に巻き込まれないよう作業内容で勝負していく」と、来店作業が結果として大型車両乗務員の安全安心につながるという道理を取引先に訴えていく考えだ。

福井タイヤ商会の大塚隆社長
福井タイヤ商会の大塚隆社長

「乗務員が通勤で使う自家用車のタイヤも『どうせなら福井で』と言ってもらえるよう、大型車両以外の新しい需要も掘り起こしていく」と意気込む、大塚社長。「福井タイヤ商会」飾磨港営業所では、5月末までオープン記念としてタイヤやオイルなどの特価セール、および、豪華家電の当たる大抽選会が実施するとのこと。(播磨時報社)


◇株式会社福井タイヤ商会 飾磨港営業所
兵庫県姫路市飾磨区細江1010
電話 079-233-2915
営業時間 9:00〜18:30(土曜は18:00まで)
定休日 日曜・祝日
【公式HP】

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