「生半可な気持ちで自然に入ってはいけない」春スキーなど自然と共存するスポーツ・レジャーの注意点とは… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「生半可な気持ちで自然に入ってはいけない」春スキーなど自然と共存するスポーツ・レジャーの注意点とは…

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「雪崩事故のニュースはとても悲しいですが、特にここ数年はスキー場外での事故が多発していて、そういった場所を滑ることの魅力を発信してきた者として責任を感じるところはあります。もちろん自分を含め、多くの先駆者たちはそのリスクや回避する方法を学ぶ必要性を伝えてはいますが、悲しい事故を減らすことがもっとあるのではないかと常々思っております。もちろん万全に対策をとったとしても、自然を完全に把握することはできませんが、事故にあう可能性を下げる方法はあります。ただ、ここで重要なのは、こうやれば大丈夫というもの基本的にはないというのを理解すること。唯一、あるとしたら“行かない”“滑るのをやめる”ことなんです。この判断を下すにはやっぱり判断力もいるし、技術、知識、経験もいる。それを養ってから現場に行ってください。もしそれでも滑ろう、行こうと選んだ場合は、最大限の安全を確保すること、これが大事です」(小松さん)

 この小松さんのアドバイスを聞いた正木さんは、「手つかずの自然に入るというのはそれなりの覚悟がいる。経験、知識、危険を回避する技術などは絶対必要。それなしに入ることは非難の対象にならざるを得ない」とコメント。自然と共存するマリンスポーツ、サーフィンの愛好者としての一面を持つだけに、「サーフィンでも(大きいうねりのある波に乗ろうとする場合)長年やって、何回もその海を見て、安全の覚悟をしてからということになる。それでも、自然は侮ってはいけない。怖い一面は絶対あるので生半可な気持ちで自然には入らないでほしい」と、自然の脅威を理解しているからこそ、注意喚起を促した。


※ラジオ関西『正木明の地球にいいこと』2021年3月15日放送回より

◆『正木明の地球にいいこと』ホームページ

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