渋谷すばる 歌と向き合い「好きで仕方がないことを、思いっきりやれていて幸せ」生配信ライブレポート詳報 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

渋谷すばる 歌と向き合い「好きで仕方がないことを、思いっきりやれていて幸せ」生配信ライブレポート詳報

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◆「リアクションがないので変な感じ」でもステージから熱唱、新曲も披露

 初めての無観客ライブ、反応も見えない、しかも広い会場。

 椅子に座りゆったりと、ピアノのメロディーに任せ、目をつむり歌う「水」が終わり。語り始める渋谷。「客席ガラガラ。8000人くらい入るみたいですね。大赤字です……」。

 この日、渋谷すばるが無観客配信ライブを行ったのは、東京ガーデンシアター。もともと、ツアーで用意されていた日程、場所を使ってのものだ。「リアクションがないので変な感じしますね」と淡々と思いを明かす。それまで自分自身と対話しながら、一つひとつを確かめ、体の中にある燃料を一気に燃やし加速してきたように感じさせる彼だが、7曲目「今日はどんな一日だった」に入る頃、やっと穏やな表情を見せる瞬間もあった。

「『NEED』というアルバムが出て、ずいぶん経つんですが。結構時間が経ちまして、新しい曲も、増えて、来てます。なので、ここから何曲か、新曲をやりまして、次のリリースなどを匂わせておこうかな、というコーナーです。大赤字ですので(笑)。頑張っていきたいと思いますが……、それでは新曲を何曲かお届けします」

 渋谷らしくストレートな思いを見せつつ、ここから新曲を披露。柔らかいキーボードの音色から、バンドのアンサンブルが優しく重なって行く。ラップ調で⾔葉を並べ、「⼀⽇中レコード聞いていたい」とサビへと続く。家にいても、音楽が救いになる、なっている。そんなことをこの歌に託したような歌詞。旅が好きな彼が、今、閉ざされた日本の中で音楽を通じて、世界を感じて欲しい……。渋谷自身の思いが伝わってくる。

渋谷すばる(渋谷すばる ONLINE LIVE 2021『NEED』より)
渋谷すばる(渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」より)(Photo by 伊藤岳)

 その後も、渋谷から生み出された曲が、ステージから続々と放たれる。ミドルテンポの、ギターのリフが印象的で、歌詞も「急激な気温差は、やめてあげてください。(と聞こえた)」と繰り返される、ユニークな1曲。途中、カメラの動きに任せ、目線を送ったり、曲間で笑顔を見せたりする姿が印象的で、遊び心があり、ファンキーなナンバーに。

 さらに、トランペット、サックスのブラス隊が入り、とても豪華なロックアンサンブルとなった楽曲も。この曲は、先日JRA「天皇賞(春)」とのタイアップ曲として発表された「塊」。初めてステージで披露されたが、マイナーな音で始まる曲は、今の閉鎖的な日常の中から生まれたと感じさせるも、リズムと、言葉の強さ、躍動感が「競走馬の疾走」を思い浮かばせ、爽快なナンバーに仕上がっている。特に、印象的なキーワードは「音速で飛べ!」と締めるサビ。楽曲の力強さに光を感じる。この曲は現在、JRA阪神競馬場の特設サイトで、フルで聴くことが可能だ。

◆画面越しにも届けた、「歌うたい」の思いと熱量


◆渋谷すばる プロフィール
1981年9月22日 大阪府生まれ。15歳より22年間ジャニーズ事務所に所属。2004年より関ジャニ∞のメインボーカルとして活動。2019年よりソロアーティストとしての活動をスタートさせる。
【OFFICAL HP】

◆渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」
2021年4月21日(水)開催済み
=TICKET=
チケット代金 3,850円
販売期間 ~2021年4月29日(祝・木)18:00まで
※4月29日は23:59までアーカイブ配信あり
【渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」特設サイト】

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