スタジオジブリ最新作は、初のフル3DCGアニメ。ゴールデンウィークにジブリの映画が公開されるのは久しぶり! 『アーヤと魔女』が4月29日(木・祝)、OSシネマズミント神戸・アースシネマズ姫路・TOHOシネマズ梅田など全国ロードショーです。
原作はイギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズです。『ハウルの動く城』も彼女の作品。ジブリで最初に原作と出会って、映像化を考えたのは宮﨑駿監督でした。このときすでに別の作品を準備していたため、息子の宮崎吾朗監督に勧めたということです。
舞台は、1990年代のイギリス。孤児院で暮らす少女・アーヤの前にベラ・ヤーガと名乗るド派手な女と、マンドレークという背の高い男が訪れます。実はべラ・ヤーガは魔女で、アーヤはこれまで自分が魔女の娘だとは知らずに育ちました。2人の家に引き取られるアーヤ。
「わたしは魔女だよ。あんたをつれてきたのは、手伝いが欲しかったからだ」
「おばさんが私に魔法を教えてくれるなら、おばさんの助手になってあげる」
アーヤは魔法を教えてもらうことを条件に、ベラ・ヤーガの助手として働き始めますが、こき使われるばかりで、ひとつも魔法を教えてもらえません。そこで、魔法の秘密を知る黒猫・トーマスの力を借りて、反撃を始めます……。
この作品は、ジブリ初のフル3DCGということで、海外から多くのスタッフが集まって制作されました。およそ半数がフランス、台湾、インドネシア、マレーシア出身だということです。3DCGとして立体的な映像に仕上げながら、手描きアニメ特有の誇張表現や、カメラポジションによって変わるアニメーションを実現していて、吾朗監督は「皆さん素晴らしい仕事をしてくれて期待を上回るものになりました」と語っています。
また、音楽がいいです! 劇中に流れてくるのはブリティッシュロックです! 『ゲド戦記』『コクリコ坂から』などの音楽を手がけた武部聡志のスペシャルユニットが演奏しています。ボーカルはインドネシアのシンガーソングライターのシェリナ・ムナフ。ギターはGLIM SPANKYの亀本寛貴、ベースはMrs. GREEN APPLEの髙野清宗、ドラムはシシド・カフカ、キーボードが武部です。