コロナ禍のなか、4月25日からは3度目の緊急事態宣言が東京・大阪・兵庫・京都に発出。今年のゴールデンウイークも“ステイホーム”が呼びかけられ、旅行をはじめとする遠出や不要不急の外出ができない状況だ。
ただし、公共交通機関などでの密を避けるため、通勤や買い物などマイカーの使用が増えているのも現状だ。そのなかで、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)兵庫支部は、ゴールデンウイーク中のクルマのトラブルについて、警鐘を鳴らしている。
ゴールデンウイークは自動車販売会社や整備工場が休みを取ることも多く、JAFへの救助依頼も増加する。2019年のゴールデンウイーク期間(4月27日~5月6日)、兵庫支部の救援件数は3000件を超えた。これは1日に約300件ものトラブルが寄せられた計算となる。最も多いのがバッテリーあがりで1140件、続いてパンクなどのタイヤのトラブルが513件、キーの閉じ込みが182件と続く。
全体のおよそ3割を占めるバッテリーあがりについて、JAF兵庫支部事業課の澤田一策さんは「ハイブリッドに関わらず、今のクルマは電装関係の部品も多く、劣化もわかりにくいので突然止まることがある」とコメント。また「これからどんどん気温が上がってくると冷房などでバッテリーに負荷がかかる」と注意を促す。
無用なトラブルを避けるためにも「定期点検や事前点検が重要」と話す澤田さん。それでも、何かトラブルがあった際は「速やかにJAFに連絡ください」と呼びかけていた。