同居する小学生の女児にみだらな行為をしたとして、2月下旬、強制わいせつ容疑で兵庫県警に逮捕された、県東部の公立小・元校長の男(50代)について、兵庫県教育委員会は27日付で懲戒免職とした(男は3月、強制わいせつ罪で起訴)。女児は、男が同居する女性の子どもで親子関係はなく、女性が県警に被害を相談したことで発覚した。
男は、県教委の聞き取りに対し「何度後悔してもしきれない。本当に申し訳ない」と、事実を認めているという。県教委の担当者は、「兵庫県警によるその後の捜査では、勤務校の児童には被害は認められなかったと聞いている」と説明した。また、現職の校長が逮捕されたことについて、「考えられない。刑事処分の軽重に関係なく、わいせつ行為は懲戒免職だ。今後も厳しく対処する」とした。
県教委は、男が2月下旬に逮捕されたのち、校長職から外し、学校付きの職員として扱っていた。男は起訴後、休職していた。