「サインポール」を作っている業者にも聞きましたら、最近は、店のイメージのオリジナルでピンク・黄・白とかの“ぐるぐる”や、回転にひねりを加えてトルネードしながら上にあがっていくようなド派手なのもあるし、逆にシンプルに白と黒のスタイリッシュなのもあるそうです。
後日、またまたなにげに道々を歩いていましたら、赤と白の2色の「サインポール」を発見。「最新のデザインと違うの?」と思って見ましたら、まあまあ、年季が入っているし……。
加古川市にある「谷口理容」の谷口さんに聞いてみると、「あぁ、あれなぁ、23年まわしとったら、青だけ消えてもうたんや」とのこと。こんなことって、あるんですね! 谷口さんいわく、「安いサインポールやったから、ちゃうかなぁ?」と、言うてはりました。
でも、「サインポール」を付けているのと、付けていないのとでは、全然、売り上げが違うんですって。時代が変わって色や形が変わっても、理容店にとって「サインポール」は、大変重要な存在なんですね。
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)