「映画は10本作って1本回収できればOK!」 映画プロデューサーの醍醐味とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「映画は10本作って1本回収できればOK!」 映画プロデューサーの醍醐味とは

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 フリーアナウンサー・田中大貴(元フジテレビアナウンサー)と林歳彦氏がパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(ラジオ関西)。5月10日の放送には、映画プロデューサーの増田悟司さんがゲスト出演。プロデュースの面白さや新たに製作する映画について語った。

左から、フリーアナウンサー・田中大貴さん、映画プロデューサーの増田悟司さん、林歳彦さん
左から、フリーアナウンサー・田中大貴さん、映画プロデューサーの増田悟司さん、林歳彦さん

 映画プロデュースの仕事は大きく分けて2つある。1つは「資金集め」。もうひとつは、チームを編成し企画の立ち上げから完成、映画館で上映するまでの一連を行う「作る」仕事だ。増田さんは2001年公開の恋愛映画『東京マリーゴールド(市川準監督・田中麗奈主演)』をプロデュースデビュー作とし、長年「作る」ことに携わっている。

 映画の予算は幅広い。話題となった『カメラを止めるな!』の製作費300万円から、10億、20億までと様々で「集めたお金をどこにどう使うのかを決めることも『作る』映画プロデューサーの仕事。役者に5億使うのか、それとも他に使うのかによって作品の内容が変わってくる」という。また「9本で損しても1本が当たれば10本分を回収できることが映画の醍醐味の1つ」と話し、そのビジネススケールの大きさにスタジオがわいた。

番組収録の様子

 増田さんが新しく取り組むのは、身体障がい者野球チームの実話小説を元にした映画。身体障がい者野球は「走れないなら走らなくていい、椅子に座って打ってもいい」と障がいに合わせたルールで、一緒に野球を楽しむことを目的にしている。「野球の面白さ、そして憧れのスポーツ用品店で自分のグローブを買う感動は、誰でも味わえると知ってほしい」と自身の草野球経験を交えて語った。2022年秋開催予定の第5回世界身体障害者野球大会が、新型コロナまん延の影響で、2023年秋に延期されるなか、少しでも盛り上げようと、来年以降の公開を目指しているという。

 最後に増田さんは「映画から遊びや家族や人生の色々なことを教わった。若い人にも楽しい人生の教科書になるような映画を作りたい」と締めくくった。


◆映画プロデューサー・増田悟司さん 現在の主な活動
「障害」を「可能性」に変えた、ある身体障がい者野球チームの実話を元にした映画「4アウト」の製作を推進中。まだ全都道府県に身体障がい者野球チームが存在するわけではなく、「野球をやりたくてもやれない」もしくは「身体障がい者野球というもの自体の存在を知らない障がい者の方々がたくさんいる」(増田さん)。映画「4アウト」を通して、身体障がい者野球の存在を全国に広め、野球を見るだけでなく、プレーする楽しさや野球本来の魅力を全国の皆さんに伝えることを目指している。



提供:増田悟司さん


【日本身体障害者野球連盟 公式HP】
【日本プロ野球名球会 公式HP】
【野球教室クラウドファンディング】

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としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2021/05/10/月 19:30-20:00

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