「せっかく自身で玉ねぎ栽培を行うのならば、周りの玉ねぎ農家の模範となれるように」と、環境に良く、安全に食べることができる「有機栽培」に目を付けた。当初、周りの農家からは、「有機栽培は無理だ」と言われてきたそうだ。
有機栽培に取り組むにあたり、新家さんが大切にしているのが「土づくり」。種をまくまでの期間に、“栄養を蓄えることができること”、“水分を多すぎず少なすぎず保持できること”、“土中の微生物のバランスを保つこと”など様々な要素を兼ね備えた土づくりを行うことで、玉ねぎを健康に育て、病害虫に強くすることを実現している。
今後の課題について、新家さんは、「手間暇やコストがかかること、収穫量が上がらないことへの課題があるため、他の農家の方も有機栽培をやりやすい方法を見つけて、道を作っていきたい」と前を向いていた。
新家青果の「淡路島産有機新玉ねぎ」は、コープ自然派で今月から取り扱いがスタート。加入した組合員のもとへ届けられている。有機栽培の安心はもちろん、その甘さ、実の厚さを堪能できる、淡路島の新玉ねぎ。旬の今だからこそ、味わい深いものとなる。