兵庫県立コウノトリの郷公園は、1日、豊岡市赤石巣塔で営巣しているコウノトリのペアのヒナ2羽の巣立ちを確認したと発表した。今シーズン初の巣立ちとなる。
このペアの間には、3月22日にふ化したとみられる3羽のヒナがおり、このうちの2羽(いずれもメス)が、5月30日に巣立ちした。残る1羽もまもなく巣立ちすると見込まれるという。
コウノトリの郷公園によると、今シーズンは25の巣塔で49羽のヒナがすくすく育っており、他の4つの巣塔でも抱卵が確認されていることから、50羽を超える巣立ちが期待できる。巣立つヒナの数は年々増えており、兵庫県を含む全国で2019年は44羽、2020年には24の巣塔から56羽のヒナが巣立っている。