兵庫県丹波市の林道で5月、中学2年の少女(13)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は6日、会員制交流サイト(SNS)で知り合った少女の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助容疑で、住所不定・無職の男(23)を再逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は5月5日夜、兵庫県丹波市氷上町の林道に止めた軽乗用車内で練炭を燃やし、少女の自殺をほう助した疑い。男は翌5月6日未明、「自殺しようとしたが死にきれなかった」と丹波署管内の交番に届け出て、署員が林道で少女の遺体を発見。付近に練炭の燃えかすが残っていた。死因は練炭の不完全燃焼による急性一酸化炭素中毒とされる。
捜査関係者によると、練炭は男が購入、持ち込んだとみられるが、本人が自殺する意思があったかについて、現在は黙秘に転じているという。男は死体遺棄容疑で5月6日に逮捕、わいせつ目的誘拐容疑でも5月16日に再逮捕されたが、神戸地検は両容疑ともいったん、処分保留としている。